一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為に、POGにも力を入れているゴリたか君。
2025-26シーズン12回目の今回は、マイネル軍団としてのイメージが強い、ラフィアンターフマンクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名候補検討
ラフィアンターフマンクラブといえば1986年に設立された歴史あるクラブで、相馬眼の持ち主といわれていた故岡田繫幸氏が率いていたクラブという印象。21年にはオークス馬ユーバーレーベンを輩出していますから、クラシック戦線でも活躍が期待できるクラブと言えます。
今回はそんなラフィアンターフマンクラブの募集馬から、POGで活躍しそうな牡馬と牝馬それぞれ2頭づつ良さそうな馬をピックアップしています。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
マイネルマスター
期待度・・・☆
父 シルバーステート/母 コスモバルバラ
生産 ビッグレッドファーム
預託厩舎 青木孝文厩舎

父シルバーステートに母は現役時代にマーメイドS2着の実績があるコスモバルバラの配合。コスモバルバラの産駒では2頭がJRAで勝ち上がっています。
血統表を見ると今回は父がシルバーステートに変わり、よりHail to Reasonの影響が大きそうな配合ですが、これまでスクリーンヒーローやゴールドシップとの産駒がそれなりに走っていることを考えると母との相性は悪くないのではと考えます。
募集時の馬体写真では幼さを感じる馬体でしたが、2歳4月時点の写真では立派に成長しています。育成はかなり順調そうで、記事を書いている時点で入厩もして追い切りまで消化しているのはプラス材料。
大きいところまで勝てるかはわかりませんが、早期デビューで堅実にPOGのポイントを重ねてくれそうな印象です。
マイネルカイザー
期待度・・・☆
父 ダノンキングリー/母 スクービドゥー
生産 浜口牧場
預託厩舎 宮徹厩舎

父ダノンキングリーに母は伊GⅢドルメロ賞を勝ったスクービドゥーの配合。半姉には阪神牝馬Sを勝ったサウンドビバーチェやアイビスサマーダッシュ3着のプリンセスムーンがいるなど活躍馬がいます。
今回は父がダノンキングリーになりますが、スクービドゥーはディープインパクトとの産駒でもJRAで4勝したメイショウメイゲツを出すなど相性は悪くないはず。ストームキャットの血も入ることもプラスに働くのではと考えています。
馬体写真を見ても肌も薄く見えますし全体的なバランスも良さそうに見えます。シルエットからは芝でもダートでも走れそうな印象で、距離は父と同じようなところにあると想像します。
ダノンキングリーは現役時代好きな馬でしたし、字面が良さそうなので期待しています。
牝馬
ライツェントライゼ
期待度・・・☆
父 リオンディーズ/母 マイネイディール
生産 真歌田中牧場
預託厩舎 梅田智之厩舎

父リオンディーズに母は現役時代に芝マイルで2勝した実績があるマイネイディールの配合。マイネイディールの産駒では、マイネルヒッツェがJRAで勝ち上がっていますが、どちらかというと地方で実績がある産駒が多い印象。
牝系を遡ると、4代母のゲランはオークス馬コスモドリームや阪神大賞典を勝ったオースミシャダイの祖母にあたります。近親でも従兄弟にウインブライトやウインファビラスがいる優秀なファミリーに属しています。
血統表を見るとクロスが多い印象はありますが、バランス良く配合されていると思います。
2歳5月時点の馬体写真からはバランスの良さを感じますし、トモも力強そう。シルエットからは芝でもダートでも走りそうな印象をうけますし、距離もマイル〜中距離くらいに適性を感じます。
血統も馬体も悪く無さそうで、大きいところはわかりませんが着実に走りそうと感じましたので今回ピックアップしてみました。
ゴコウコイコイ
期待度・・・☆
父 ゴールドシップ/母 シュピールカルテ
生産 ブルースターズファーム
預託厩舎 栗田徹厩舎

父ゴールドシップに母は現役時代に芝とダートの短距離で3勝したシュピールカルテの配合。牝系はハギノトップレディやハギノカムイオー、ダイイチルビーなどが出ている系統。
父ゴールドシップと母父ロージズインメイの組み合わせは、ユーバーレーベンと同じ。ラフィアンの募集馬ですからその辺りは意識をしてしまいます。
馬体面はゴールドシップ産駒のイメージ通り中距離で走りそうなシルエットに見えます。トモにも力強さを感じます。
ゴリたか君は芦毛の馬をみるのが苦手なので正直自信はありませんが、それでも馬体は悪く見えませんし、ヒィリーサイアーの傾向があるゴールドシップ産駒ですから活躍してくれそうな気がしています。
まとめ
ラフィアンターフマンクラブの募集馬よりPOG指名馬探しをしてみましたが、血統面でやや地味な印象の募集馬が多いだけに、評価に難しさを感じます。
活躍馬もコンスタントに出ているクラブですから、見る側の相馬眼が試されるクラブなんだなと改めて思わされました。