これから一口馬主を初めたい、または他の一口馬主の出資判断基準を参考にしたい方へ、僅かな小遣いで長く一口馬主を楽しめているゴリたか君流の出資馬の選び方を紹介します。
今回は募集馬の募集価格ごとの期待値についての考え方です。
近年の募集価格高騰への対応
久しぶりに、ゴリたか君流の出資馬の選び方の記事を書きました。
というのも、昨今の競走馬の価格上昇傾向に伴い、クラブの募集馬の募集価格は毎年のように上昇していると言って差し支えない状況だと思いますが、上昇した募集価格にたいして募集馬の質自体が比例して上がっているわけでは無く、ゴリたか君が一口馬主を初めた6年前と比べても馬質以上に募集価格の上昇が顕著に現れています。
そんなこんなで、冷静に出資検討する上で大切な、募集価格に対する募集馬に対する期待値の違いについて、私ゴリたか君の考え方を書いていこうと思います。
ゴリたか君の基準
ゴリたか君は、あくまで趣味で一口馬主を続けていますが、楽しく趣味を続けるには、金銭的にお小遣いでやりくりできる程度の予算内で運用していくことが大切だと思っています。
出資馬が運良く活躍してくれればプラス収支になることは充分あり得ますが、逆に高額募集馬であっても全く能力が足りない馬を選んでほとんど持ち出しで終わるケースも考えられます。
募集価格が高ければ高いほど血統的な裏付けがあり活躍する可能性も高くなりますが、同時に結果的にほとんど持ち出しになった場合の予算にかかる負担がかなり大きくなるためリスクも高くなると考えています。
ゴリたか君は過去の出資馬の引退までの収支実績から、募集価格帯ごとに最低限活躍してほしいレベルを設定しています。この「最低限の活躍してほしいレベル」を、ゴリたか君は「期待値」として捉え、出資する際にどの程度活躍してくれそうな馬を狙うのかをしっかり踏まえて出資判断するようにしています。
まず、大前提として考えているのは募集価格に関わらず最低限1勝はしそうな馬を探すことです。なぜなら、維持費の回収を考えるだけでも1勝する程度では賄えないため、募集価格うんぬんの前に勝ち上がれそうかどうかは最低限考慮します。
そこを踏まえて、ゴリたか君の募集価格帯ごとの期待値は以下の通りで考えています。
募集価格ごとの期待値
〜3万円… 1勝クラス
3〜5万円…2勝クラス
5〜7万円…3勝クラス
7〜10万円…オープン入り
10万〜…重賞で3着以内
ゴリたか君の考え方だと、3勝しそうな8万円の募集馬よりも2勝しそうな4万円の募集馬のほうがより魅力的という判断になります。
ちなみに、この期待値は達成してもプラス収支を保証するものでは無く、結果的に収支はマイナスになったとしても、出資することによって得られるものが多いことから、趣味として楽しめる範疇に収まる範囲として考えています。
高額募集馬のリスクの捉え方
先にも書きましたが、期待して出資した馬が全く期待はずれの成績に終わることは決して珍しくありません。と、言うより期待ほど走ってくれる方が稀なのかなと思っています。
そう考えると、当然高額な募集価格の募集馬になればなるほどハイリスクになります。零細一口馬主のゴリたか君は、10万円以上の出資馬が未勝利に終わることを考えただけで背筋が凍ります、ハイ。
それでも、ゴリたか君は23年産の出資馬では募集価格が15万円もするの東サラさんのレッドメデューサの23へ出資を決めました。これは、損得感情を抜きにして高額出資馬だからこそ描くことができる夢への投資と捉えているからに他なりません。
零細一口馬主とはいえ、やはり一度は出資馬の日本ダービーなどのビッグレースへの出走は見てみたいものです。実際叶うかどうかはわかりませんが、高額な良血馬への出資によってその夢を出資馬に託すことができると思っていて、そのような馬に覚悟を決めて出資する際にはリスクを承知の上で出資することもあります。
結局は
長々と個人的な考えを書き綴ってきましたが、私は出資する際に現状の出資馬の頭数や活躍度合いから、今回はどのクラスの馬をラインナップに補充したいかを考え、その範囲の馬を狙うようにしています。
出資頭数の確保が目的であれば低めの価格帯の馬を複数選択しますし、頭数確保よりも上位クラスを狙いたいときには高めな価格帯であっても、良いと思える馬がいれば積極的に狙います。
以上の考え方は、零細一口馬主目線での出資馬選びになりますから、潤沢な予算で活動されている方や、積極的に夢を追いかける方には向かない考え方になると思いますが、それはそれで色々な考え方のもとそれぞれ楽しんでいただければ良いと思っています。
この記事がご覧になっていただいた方にとってお役にたつものかどうかは分かりませんが、考え方の一つとして楽しんでいただけたら幸いです。