東京サラブレッドクラブ23年産募集馬出資検討 血統版 栗東入厩予定 牡馬

出資検討

東京サラブレッドクラブの2023年産募集について、前回に引き続きカタログの到着までのあいだ、血統からの印象をまとめています。

この記事では、栗東入厩予定の牡馬について検討していきます。

↓美浦入厩予定募集馬の記事はこちら↓

当ブログにおける分析記事は、私ゴリたか君の個人的な主観をもとに記事にしたものであり、成果の保証はできません。馬券の購入や一口募集馬への出資等はご自身の判断にてお願いいたします。 また、読者の皆さまにとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、予めご了承ください。

ラインナップ

アスタウンドメントの23

5月8日生/辻牧場生産

預託厩舎 池江泰寿厩舎

父コントレイルに米産で米で入着実績のあるアスタウンドメントが母の配合。母の産駒は2歳のルージュキャルトがいますが未だデビューしていないので母としての実績は判断できません。

父コントレイルに母父キトゥンズジョイなので芝適性がありそうな気がしています。

血統表を見てみると、Robertoの5×5のクロスを持っています。

牝系は優秀で、4代母のアメリフローラはグラスワンダーの母。曽祖母のワンダーアゲインも米GⅠを2勝しており、祖母のアメイズメントからはGⅠペガサスワールドCターフを2勝したカーネルリアムが出ています。

かなりの良血馬ですから期待は大きい一頭です。あとは母の産駒の日本適性がどうかですが、ここが1番気になるところ。恐らく非常に高い募集価格に設定されるでしょうから、零細一口馬主のゴリたか君としては手が出せないかなという印象です。

ボインビューティーの23

2月25日生/ノーザンファーム生産

預託厩舎 友道康夫厩舎

父コントレイルに母ボインビューティーの配合。母の産駒では、ルージュスタニングが芝マイルの新馬戦で勝っています。

血統表を見てみると、Storm Cat 5×3クロスが良いところに配されていると思います。

牝系を遡ると4代母メドウスターが米GⅠBCジュヴェナイルフィリーズ等複数のG Iで勝っており、米G IデラウェアHなどG I2勝のベルガランティの曽祖母にもあたります。

そして特筆すべきは、母ボインビューティーはBCクラシックやドバイワールドCなどG I4勝したアロゲイトの半妹にあたることです。

三冠馬コントレイルとアロゲイトの全妹の配合ですから、かなりの良血馬といえます。募集価格はかなり高額ですが、馬体面でもかなり良ければ相当楽しみな一頭になる期待はあります。

レッドシェリールの23

5月10日生/富田牧場生産

預託厩舎 杉山晴紀厩舎

父コントレイルに芝1800mで2勝したレッドシェリールの配合。母としては、4頭の産駒のうちデビューした2頭はともに3勝を挙げた実績がありますが、あと2頭はデビューができませんでした。

父コントレイルで母と半兄が芝で勝っている実績があるので、適性は芝2000m前後かなと考えています。

血統表を見るとサンデーサイレンスの3×3と攻めたクロスをもっています。半兄の半姉が脚元に不安があったことを考えると、結構気になる部分です。

牝系は4代母のMadiriyaが米G I3勝のManndarを輩出しており、祖母のマンダララからは全欧3歳牝馬チャンピオンのMandeshaが出ているファミリーに属しています。

字面からは活躍しそうな印象があるものの、馬体面で丈夫そうなところを確認する必要性を感じます。無事に走れそうなら魅力的な一頭になると思います。

レッドメデューサの23

2月10日生/ノーザンファーム生産

預託厩舎 中内田充正厩舎

父コントレイルにを母は米産馬のレッドメデューサという配合。優秀な母で、デビューしている産駒6頭が全て勝ち上がっています。

父は三冠馬コントレイルになりますが、半兄のディープインパクト産駒の2頭が芝で走っているので、恐らく芝向きになるかと思っています。

血統表を見てみると、5代前まではクロスが発生していません。

祖母のCatchascatchcanはヨークシャーオークスなど英で4勝を挙げた実績馬で、叔父のAntonius PiusもBCマイルで2着と健闘するなど優秀なファミリーです。

第一印象は、兄弟の実績からかなり走りそうな印象を持ちます。馬体等にもよると思いますが人気は必至かと思います。

レッドシルヴァーナの23

2月24日生/谷川牧場生産

預託厩舎 清水久詞厩舎

レッドシルヴァーナの23は、父キタサンブラックとダート1700〜1900mで3勝した実績馬を母に持ち、母の初仔になります。

母の実績から、恐らくダートの長めの距離に適性がありそうな気もしますが、血統表を眺めていると芝でも走れそうな印象も持ちます。

クロスはサンデーサイレンスの3×4とLyphardの5×5を持っています。

牝系はエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーなど活躍馬を多数出した4代母フェアリードールからの優秀なファミリーに属します。祖母シルバーフォックスはジャパンダートダービー2着のトリップの全姉で近親も勝ち上がる馬が多く好印象。

血統は日本で実績のある種牡馬が揃っていていかにも走りそう。ダート向きに出ていても芝向きに出ていても、馬体自体が良ければかなり楽しみです。

キャンディネバダの23

4月29日生/社台ファーム生産

預託厩舎 藤原英昭厩舎

父キズナに亜1000ギニーなど亜GⅠで2勝した実績があるキャンディネバダが母の配合。キャンディネバダは母としても優秀で、デビューした産駒6頭全て勝ち上がってています。

母の産駒はどちらかといえばダートで走ってはいますが、全姉のラーンザノープスは芝で走っているのことからキャンディネバダの23も芝に適性があるかもしれません。

血統表を見てみると、Storm Catの3×3とLyphardの5×5×5クロスを持っています。

第一印象としては、母の実績を考えるとある程度走ってくれる可能性は高そうな感じがしています。あとは馬体を見たうえで募集価格との兼ね合いをみてかなと思っています。

ジョイフルビクトリーの23

2月25日生/社台ファーム生産

預託厩舎 大久保龍志厩舎

父モーリスに母は米GⅠサンタマルガリータSを勝っているジョイフルビクトリー。ジョイフルビクトリーの産駒では、2頭がJRAで2勝している実績があります。

兄弟は芝でもダートでも走っていますが、モーリスが父のジョイフルビクトリーは芝に適性がありそうな感じがします。

血統表をみると、5代前までにクロスは持っていません。

兄弟の実績を考えると結果走りそうな印象は持ちますが、字面から読み取れる情報に限りがあるのでまずは馬体をみてからの判断にしたいところです。

ペイフォワードの23

4月28日生/杵臼牧場生産

預託厩舎 斉藤崇史厩舎

父モーリスに母は未勝利戦2着実績があるペイフォワード。ペイフォワードの産駒でデビューしているのはマサハヤウォルズの1頭のみになりますがダートで勝ち上がっています。

字面からは恐らく芝で走ると想定していますが、母や半兄の成績からはダート寄りに出てもおかしくないところではあります。

血統表を見てみると、サンデーサイレンスの4×3、Northern Dancerの5×5、Lyphardの5×5のクロスを持っています。

また、父モーリスと母父ディープインパクトの組み合わせからは、エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナが出ており、勝ち上がる馬も多いので好相性と見て良いと考えています。

祖母は愛GⅢレパーズタウン1000ギニーTR2着の実績もあり父はストームキャットの良血馬です。

父モーリスに母父ディープインパクトですから期待したいところですが、字面通りに芝向きに出ていれば期待したいと思っています。そのあたりは馬体と歩様などから判断したい一頭です。

ラーゴブルーの23

2月15日生/ノーザンファーム生産

預託厩舎 矢作芳人厩舎

父ドレフォンに母は地方で活躍したラーゴブルー。ラーゴブルーはJpnⅢマリーンCを制したほかJpnⅠJBCレディスクラシックでも4着に入った実績馬。産駒のオコタンペはダートで勝ち上がっています。

父はドレフォンですが、母や半兄の実績からダートに適性があると思っています。

血統表を見てみるとMr. Prospectorの5×5とSharpen Upの5×5のクロスを持っています。Sharpen Upのクロスに関しては良いところで配合されていてゴリたか君好みの配合です。

牝系はかなり優秀で、曽祖母のフェアリードールからの系統にはトゥザビクトリーなど重賞馬が多数でています。祖母のべネンシアドールからはGⅡ2勝のデニムアンドルビーが出ており、活力十分なファミリーに属しています。

字面からはかなり楽しみな一頭だと思います。恐らくダート向きだとは思いますが、募集価格と馬体次第では出資候補になり得ると思っています。

ロマンシングジェムの23

2月25日生/社台ファーム生産

預託厩舎 安田翔伍厩舎

父ブリックスアンドモルタルにダート1800mで3勝した母ロマンシングジェムの配合。ロマンシングジェムの産駒には、ダートで2勝したフラッシングジェムがいます。

母や半姉の実績からはダート向きな感じもしますが、父ブリックスアンドモルタルと母父アグネスタキオンとの組み合わせでは、勝ち上がり実績のある2頭はいずれも芝で勝っているので判断が難しいところ。

血統表を見ると、Northern Dancerの5×5×5×5とStorm Birdの4×4のクロスがあります、

牝系は優秀で、曽祖母は英2000ギニーなど数々のGⅠを制したロックオブジブラルタルを輩出しており、近親には叔父に2度のマイルCS2着など実績があるフィエロがいるファミリーに属しています。

字面からの印象は、ファミリーで見た時に大物も出すしあまり走らない馬も出すしで当たり外れがありそうなイメージがあります。ロマンシングジェムがどちらなのかわかりませんが、馬体次第で評価が割れそうな一頭です。

レッドシャーロットの23

3月3日生/吉田ファーム生産

預託厩舎 庄野靖志厩舎

父クリソベリルに芝とダートの短距離でそれぞれ1勝を挙げたレッドシャーロットが母の配合。レッドシャーロットはGⅡフィリーズレビューにも出走し0.4差の7着の実績もあります。

レッドシャーロットの産駒はまだデビューしていないので、母としての評価はまだできません。

血統表を見てみるとサンデーサイレンス 3×4とKingmambo 4×4、Nureyev 4×5のクロスを持っています。

父はクリソベリルで母もダートで走っていますから、恐らくダートが主戦場になるかと思います。

牝系はかなり優秀で、4代母のフェアリードールからはエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーなど活躍馬が多数出ています。祖母のシルバーフォックスはジャパンダートダービー2着のトリップの全姉にあたり近親も勝ち上がる馬が多く活力も十分な印象を持ちます。

血統からはダート戦線で活躍してくれそうなイメージが強いので、第一印象としてはとにかく馬体が気になるなというところ。ある程度馬格があってパワフルそうなら楽しみな馬だと思います。

レッドカチューシャの23

3月6日生/社台ファーム生産

預託厩舎 寺島良厩舎

父ニューイヤーズデイに芝マイルと1800mで勝ったレッドカチューシャが母の配合。レッドカチューシャの母としての実績は、ダート2000mで勝ち上がったルージュジャドールを出しています。

父ニューイヤーズデイ産駒はダートで走るイメージのほうが強いので、レッドカチューシャの23も恐らくダート向きかなと思っていますが、母の実績や姉の傾向を見るとどちらとも言い切れないところがあります。

血統表を見ると、Haloの5×4とNorthern Dancerの5×5のクロスを持っています。

近親に大物はいませんが、勝ち上がっている馬も多く、そこそこ活力はありそうなファミリーに属していると思います。

勝ち上がっていない半姉もそれなりには走っていますし、悪いイメージはそんなにないもなのの、強調材料にも欠ける印象。馬体を見たら評価が変わるかもしれませんが、字面だけだとあまり気にならない一頭でした。

レーゲンボーゲンの23

4月23日生/ノーザンファーム生産

預託厩舎 奥村豊厩舎

父ミッキーアイルに天皇賞春を制したレインボーラインやローズSを制したアニメイトバイオを輩出した母レーゲンボーゲンと配合。レーゲンボーゲンは孫にも重賞で上位にきた馬も多く出ています。

やや気がかりなのは、レーゲンボーゲンが高齢なところ。21年産駒のフェルメールは1勝していますが、判断が難しいところ。

父ミッキーアイルですが、母父フレンチデピュティとの組み合わせだとダートの実績のほうがあるので、恐らくダート向きかなと考えています。

血統表を見てみると、Northern Dancerの5×5のクロスを持っています。

牝系には曽祖母のレインボーローズからセキテイリューオーが出ていたり、祖母のレインボーファストからエースインザレースが出ており優秀だと思います。

非常に優秀な母を持ちますが、高齢での産駒であることをどう捉えるかに尽きる一頭。ゴリたか君はあまり良い思い出がないのでおそらく敬遠すると思います。

特に気になった馬

栗東所属予定の牡馬を字面から見てみましたが、中でもゴリたか君が気になったのは、レッドシルヴァーナの23で馬体次第で出資候補になりそうな一頭です。あとは、ほぼ間違い無く零細一口馬主のゴリタカ君には手が届かない馬ですが、レッドメデューサの23は魅力的です。

カタログの配送予定まであと少し。まだ栗東所属予定の牝馬を見れていないので、楽しみながら頑張ってチェックしてみます。

↓栗東入厩予定の牝馬の記事はこちら↓

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