一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為、24〜25年度よりPOGを再開してみたいと思ってるゴリたか君。毎回新年度POGにむけ指名馬リストを少しずつ準備しています。
7回目の今回は、今や超人気クラブで入会することすらままならない、シルクホースクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名候補検討
シルクホースクラブといえば、イクイノックスやアーモンドアイなどの歴史的と言っても過言ではない名馬を輩出したクラブです。
ゴリたか君のように気がついたときにはすでに入荷も叶わない高嶺の花のクラブではありますが、POGで検討するぶんには怒られません、たぶん。
そんな訳で、POG指名候補を探すうえでかなり重要なシルクホースクラブの募集馬より、牡馬と牝馬それぞれ4頭づつピックアップして検討してみました。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
ダブルイーグル
期待度・・・☆☆
父 ロードカナロア/母 ブラックエンブレム
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 国枝栄厩舎
母は秋華賞を勝っているブラックエンブレム、父はロードカナロアの配合。半兄、半姉にも重賞馬が出ておりブラックエンブレムは母としても優秀です。
ブラックエンブレムにはこれまでサンデーサイレンス系種牡馬が種付されていましたが、キングカメハメハ系のロードカナロアを父にもつダブルイーグルは血統からの判断が少し難しいです。
クラブのサイトより昨年7月時点の馬体をみると、全体的にバランス良く素晴らしい馬体だと思います。
やや肩の角度と繋ぎの角度が立ち気味ですから、距離はマイルくらいが良さそうに感じます。お尻も斜尻ですから瞬発力型なのかなと思います。
POG的には適性距離がネックな気がしますが、優秀な母と素晴らしい馬体からしっかりポイントを稼いでくれる期待感はあります。
ヴィクトワールバゴ
期待度・・・☆☆
父 バゴ/母 ヴィクトリアピース
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 稲垣幸雄厩舎
母は芝1800で新馬勝ちしているヴィクトリアピースに父バゴの配合。ヴィクトリアピースの半兄には有馬記念を勝ったブラストワンピースがいるファミリーです。
血統面ではCoup de GenieとMachiavellianの全兄弟クロスが3×4で配されている好みの血統です。父がバゴですが、母はサンデーサイレンスのクロスを持っていますから日本競馬の適性も十分だと思います。
馬体は昨年7月時点のものを見ての判断ですが、バランス良く胴伸びもあるように見えるので芝中距離で活躍できると期待します。
トモの容量も悪くなさそうに見えますので、馬体面でも良い馬だと思いました。
POG的には距離適性も悪くなさそうですし、割と上位で指名してみたい一頭です。
アロンズロッド
期待度・・・☆☆☆
父 エピファネイア/母 アーモンドアイ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 国枝栄厩舎
この世代のサラブレッドで1番注目されていると言っても過言ではない1頭のアロンズロッド。母は歴史的名馬のアーモンドアイで、アロンズロッドは初仔です。
父は良血馬のエピファネイアです。アーモンドアイは、父父にキングカメハメハと母父にサンデーサイレンスを持っていますから、上位リーディングの種牡馬では相手が割と限られてくると思いますが、その中でエピファネイアは最適な組み合わせだと思います。
馬体は昨年7月時点のもので評価しますが、馬体も素晴らしいと思います。悪いところは無さそうに見え、距離適性もクラシック戦線にバッチリ適合しそうな馬体だと思います。
恐らくPOGでも人気必至でしょうから、上位指名をするか、あえて避けるかの判断にしようと思っています。
ラトラース
期待度・・・☆☆☆
父 キズナ/母 ローブティサージュ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 中内田充厩舎
母ローブティサージュは阪神JFを制しているJRA賞最優秀2歳牝馬。父にはダービー馬のキズナですから、クラシック戦線を狙っていける配合だと思います。
昨年7月時点の馬体写真からは、素晴らしい馬体に見えます。全体的にバランスも良くトモの容量も十分に見えます。
胴伸びもあるので距離適性はPOG向きだと思いますし、キズナ産駒の牡馬らしいパワフルさもありながら、そこまでゴツゴツしていないところも魅力的です。
以上から、イメージ的に皐月賞〜ダービーを好走してくれそうな気がするのでゴリたか君的には上位で指名したい一頭です。
牝馬
セレーネアステール
期待度・・・☆☆
父 ルーラーシップ/母 ルナステラ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 武幸四郎
芝1800〜2000で3勝したルナステラを母に、父にはルーラーシップの配合。母ルナステラの半兄にはスワーヴリチャードがいます。血統的には5代前までクロスがないですね。
血統表を眺めていると、ルーラーシップに母父ディープインパクトですから距離は長めまで対応できそうな印象があります。この組み合わせはキセキやマスクドディーヴァが出ているので好印象です、
昨年7月時点の馬体写真では、馬体は全体的にパワフルさを持ちながら重苦しい感じません。血統通りの長距離向きな印象はないものの中距離くらいまではしっかり走れそうな感じがあります。
上位で指名するかは分かりませんが、POGでは押さえておきたい一頭です。
サリーチェ
期待度・・・☆☆☆
父 ドゥラメンテ/母 サロミナ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 池添学厩舎
母はドイツオークス馬のサロミナに父ドゥラメンテの配合。母サロミナからはサリオスやサラキアなど、多くの活躍馬を輩出した実績があります。
ドイツの馬は重厚なイメージがありますが、ドゥラメンテが父ですので日本の競馬への適性はある程度担保されていると思います。
馬体写真を見てみると、胴伸びがあり中距離くらいに適性があるように見えます。全体的にスラッと見え、トモもパワフル。かなり良さそうな印象です。
血統的にもゴリたか君好みですし、馬体も好印象。上位で指名したい候補の一頭です。
パクシー
期待度・・・☆☆
父 モーリス/母 ピクシーホロー
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 中内田充厩舎
芝1500〜1800で3勝している母ピクシーホローに父はモーリスの配合。全兄にスプリンターズステークスを制したピクシーナイトがいます。
血統的には母父キングヘイローに母父サクラバクシンオーですからいかにもスピード豊かな印象。それでも、父モーリスですし母も1800まで対応できているので短距離馬と決めつけなくても良い気もします。
そんな訳で気になる馬体ですが、全体的にパワフルかつバランスも良く好馬体に見えます。気になる距離適性は、肩の角度や胴の長さからマイルくらいに思えます。
モーリス産駒は比較的早めから活躍できるイメージがありますから、POG的に魅力で指名候補にしました。
メリザンド
期待度・・・☆☆
父 サトノダイヤモンド/母 ロザリンド
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 田中博康厩舎
母はエピファネイアの全妹ロザリンドで父はサトノダイヤモンドの配合。母ロザリンドからは青葉賞等G2レースを3勝しているオーソリティが出ています。
血統的にはいかにも中距離で良さそうな構成に見えます。半兄のオーソリティも中距離で好成績を挙げていますから、恐らくメリザンドも同じ傾向になるのではと想像します。
昨年7月時点の馬体写真からは、全体的にスラっとしていて胴伸びもあり、肩の角度からも中距離が向きそうで血統通りの印象を持ちます。
血統、馬体面でもPOG的に魅力的な一頭です。ゴリたか君の好みの問題ですが、割とマイル寄りの馬ばかり高評価してしまうので、中距離向きと思えるメリザンドはしっかり指名候補に残したいと思います。
まとめ
シルクホースクラブの募集馬からPOG指名馬を検討してみましたが、やはり高評価の馬が多くなります。ピックアップした8頭以外も良い馬が沢山いました。
話題のアロンズロッドについてはPOG人気は必至でしょうから拾捨選択が難しいところですが、ラトラースとサリーチェはPOG的にも特に良い馬に見えました。