ノルマンディーオーナーズクラブ 2023年産3次募集馬 出資検討

出資検討

4月15日にノルマンディーオーナーズクラブの2023年産3次募集馬のカタログ情報が公開されました。

ゴリたか君は記事を書いている現在、まだノルマンディーさんの2023年産の募集馬への出資をしていないので、今回の募集検討にも力が入ります。

やはり、3次募集目玉としてはシュヴァリエの23でしょうか。プリュムドール、シュヴェルトライテ、セーヌドゥレーヴに出資していたゴリたか君としてはかなり気になる存在なのは間違いありません。

そんなこんなで、募集馬の評価をしていきましょう。

当ブログにおける分析記事は、私ゴリたか君の個人的な主観をもとに記事にしたものであり、成果の保証はできません。馬券の購入や一口募集馬への出資等はご自身の判断にてお願いいたします。 また、読者の皆さまにとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、予めご了承ください。

募集馬についてのゴリたか君の評価は、☆5段階で評価させていただきます。

☆☆☆☆☆・・・すごく良い馬だと思う
☆☆☆☆・・・・けっこう良い馬だと思う
☆☆☆・・・・・普通に良い馬だと思う
☆☆・・・・・・やや厳しそう
☆・・・・・・・厳しそう

牡馬

アフロディシアスの23

総合評価・・・☆☆

5月16日生/岡田スタッド生産

一口募集価格 27,000円

預託厩舎 奥村武厩舎

父バンバトルに母は芝1,400mで新馬勝ちの実績を持つアフロディシアスの配合。アフロディシアスは母としての実績もあり、産駒のシゲルバクハツはダート1,700〜1,800mで3勝を挙げているほか、エイトキングゴッドも芝2,000mで2勝しています。

牝系を見ると4代母はBCディスタフを制するなど活躍したLady’s Secretがいる系統。曽祖母のグッドルックスからはGⅢファルコンSを勝ったキョウワハピネスが出ていますし、近親でも勝ち上がる馬も多く活力がありそうな系統に属していると思います。

今回は父にバンバトルをむかえての産駒となりますが、血統表を見るとミスプロの5×4のクロスを持っています。まだバンバトル産駒の傾向が掴めていない為、字面からの判断は難しいところですが、ベンバトル自身芝でもダートでも実績がある分、アフロディシアスとの配合では芝ダート兼用と考えても良いのかなという感じはします。

馬体写真を見てみると、全体的なバランスも良く特別良さそうに見えるところはありませんが欠点らしい欠点もなさそうに見えます。ベンバトル産駒で芝ダートどちらに向くかは掴みかねるところはありますが、筋肉量や繋ぎの感じからもどちらにも対応できそうに感じますし、肩の角度や胴伸びからも距離の融通もききそうな印象。

歩様を見てもスムーズに歩けていますし悪く無い歩様だと思います。特別良いとも思いませんが、気になるところ感じません。

測尺を見ると現状やや小柄に感じます。できればもう少し成長を期待したいところ。

総合的な評価としては、悪い馬では無いと思いますが決め手に欠けるところがある分星2つの評価としました。募集価格を考えると魅力的にも感じますが、ベンバトルが未知数な分出資には踏切りにくいです。

シチリアーナの23

総合評価・・・☆☆

4月10日生/寺井文秀生産

一口募集価格 23,000円

預託厩舎 井上智史厩舎

父ノヴェリストに母は現役時代に芝1,200mで500万下を勝った実績を持つシチリアーナの配合。シチリアーナの産駒では、ダートで勝ち上がったフジフォンテがいますが、地方で活躍している産駒が多い印象。

牝系に関しては、近親に特筆するような活躍馬は見当たらず、叔父のトップオブピーコイが3勝を挙げているほかに目立つ馬もいないので、属している系統に関しては厳しいかなという印象はあります。

血統表を見るとノーザンダンサーの5×5×5、Literatの5×5のクロスを持っています。ノヴェリストは好きな種牡馬なので、芝短距離で走った配合のスピードを上手く引き継ぐことができれば面白いかもとは思いますが、字面からはこれといって魅力は感じません。

馬体写真を見てみると全体的なバランスも良く映りますし、冬毛はありますが肌も薄そうでトモもパワフルそうに見えます。ノヴェリスト産駒ではありますが、どちらかと言うとダートに適性を感じるシルエットかと思います。肩の角度や胴伸びから距離適性はマイル〜中距離くらいでしょうか。

歩様動画は良く見えます。スムーズで踏み込みも良さそうですし悪い印象は持ちませんでした。

測尺はやや小柄に感じますが、許容範囲かと思います。

字面からは厳しそうな印象がありましたが、馬体のほうが悪くなさそうに見えた分、星2つの評価としました。ノヴェリストは好きな種牡馬なので気にはなりますが、出資に踏み切れるほどの魅力も感じないのが正直なところです。

ヤマトサクラコの23

総合評価・・・☆☆☆

4月23日生/岡田スタッド生産

一口募集価格 29,000円

預託厩舎 千田輝彦厩舎

父モズアスコットに母は現役時代は未勝利戦で3着の実績があるヤマトサクラコの配合。ヤマトサクラコの産駒では芝マイルで勝ち上がったウインドラブリーナが出ています。

母と兄姉の実績はやや厳し目の印象を持ちますが、属している牝系は優秀で叔父のマイネルレーニアはスワンSなどGⅡ2勝、曽祖母のターンツーダイナは天皇賞(春)を勝ったジャガーメイルの祖母にあたります。

血統表を見ると父モズアスコットに母父ディープインパクトという良血馬だと思いますが、今のところ未だ同じ配合で目立つ成績をあげた馬が出ていないのが評価が難しいところ。インブリードはMiswakiの5×4とノーザンダンサーの5×5。モズアスコットは日本競馬への適性も高いと思いますのでいかにも走りそうな印象こそありますが、個人的には字面からはビビっとくるようなインパクトは感じません。

馬体写真からは、バランスも悪くなくトモももう少しパワフルさが欲しいなとは思いますが力強さは感じます。そこまで胸前の筋肉量があるわけではなさそうに見えるので芝向きかなと考えます。肩や繋ぎの角度、全体的なシルエットからは短距離〜マイルくらいと考えると、配合の狙い通りの馬体に出ている印象なのは好材料かなと思います。

歩様動画ではスムーズな歩様で全体的に良さそうに見えるだけに、もう少し後脚の飛節が伸びるとさらに良いのになと思ってしまいます。

測尺も特に気になるところはありません。

以上から、良血馬でこの募集価格でこの馬体であれば魅力的に感じましたので星3つの評価にしました。ただ、何点か引っかかるところがある分星2つよりの3つで、この募集価格であればというところは大きいです。様子見できるならと言う感じです。

牝馬

シープシャンクスの23

総合評価・・・☆☆

5月22日生/スカイビーチステーブル生産

一口募集価格 22,000円

預託厩舎 加藤公太厩舎

父ゴールドアクターに母は現役時代は好成績は残していないシープシャンクスの配合。シープシャンクスは母としては2頭が勝ち上がる実績を残しているので、母としては悪くない印象があります。

牝系は叔母にスプリンターズSを制したアストンマーチャンがいるほか、近親には重賞で好走している馬が多く、活力十分なファミリーに属しています。

血統表を見るとクロスはサンデーサイレンスの4×3とノーザンダンサーの5×5を持ちます。ロベルト系とサンデーサイレンス系の配合で、サンデーサイレンスの4×3クロスまで持っていることを考えると攻めた配合には見えますが、血統表を眺めているとなかなか良く考えられた配合で好印象です。

馬体写真からはややトモに力強さが感じられないところと、個人的なインプレッションにはなりますが、顔つきが好みではなくあまり良く見えません。ゴリたか君は気にしないタイプではありますが、前脚は少し弓脚に見えます。全体的にパワフルなタイプのシルエットではないので、恐らく芝向きかなと思います。

歩様動画では、スムーズな歩様で後ろ脚の飛節も伸びているように見えるので悪くは見えません。

測尺を見るとこの時期ということを踏まえるとやや小柄に感じますが許容範囲かと思います。

血統が好みなだけに、馬体写真が好みで無かったのが残念でした。歩様も悪くありませんが総合的にはやや厳し目の評価にしました。

シュヴァリエの23

総合評価・・・☆☆☆

5月5日生/岡田スタッド生産

一口募集価格 65,000円

預託厩舎 中村直也厩舎

父ベンバトルに母は現役時代に芝1,200〜マイルで3勝した実績を持つシュヴァリエの配合。シュヴァリエは母として非常に優秀でプリュムドールはGⅡステイヤーズS2着実績があるほか活躍馬は多数で、配合相手によって異なるタイプの産駒を出します。ゴリたか君はシュヴァリエ産駒のプリュムドール、シュヴェルトライテ、セーヌドゥレーヴの3頭に出資した縁があるので特別な馬です。

牝系もタニノギムレットが出ている牝系で重賞で活躍する馬も多数輩出しており、活力があるファミリーに属しているといえます。

血統表を見ると、ジェネラスの4×3クロスがあります。字面からは芝でもダートでも走れそうなタイプに感じますが、少し懸念するところがあるとすればシュヴァリエの産駒は仕上がりが早いほうではない印象があり、ベンバトルとの配合ではその傾向が強まるような気もします。

馬体写真では、いかにもシュヴァリエの産駒といった馬体。この辺りは凄いなと思わされます。もう少しトモが大きければとは思いますが、全体的なバランスも良いですしやはり良い馬だなと思います。どちらかと言えば芝向きなシルエットでマイル〜中距離あたりに適性を感じます。

歩様動画も良く見えます。スムーズかつ踏み込みも良さそうで悪い印象はありません。

測尺は特に気になりません。

ただ、気になるのは募集価格です。ベンバトル産駒でこの募集価格だとシュヴァリエの産駒とはいえ無条件で申込みというわけにはいきません。そう言った意味では、良い馬だとは思いますが高いレベルでの特別良さそうには見えない分、今回のシュヴァリエの23は勇気を持ってスルーしようと思います。

ピッツネイルの23

総合評価・・・☆☆

4月23日生/岡田スタッド生産

一口募集価格 21,000円

預託厩舎 上原博之厩舎

父ウィンブライトに母は地方で3勝と障害で1勝を挙げた実績をもつピッツネイルの配合。ピッツネイルは母としても実績があり、ノルマンディーさんで募集されたオルノアやホワイトターフが勝ち上がっているので良い印象があります。

牝系は近親で特筆する活躍馬こそ出ていないものの、オルノアやホワイトターフが出ているので活力は問題ないと思います。

血統表を見るとクロスはノーザンテーストの5×5があります。父ウインブライト産駒ということで、オルノアやホワイトターフとは3/4同血となるので相性は良さそうに感じますが、産駒が活躍しているゴールドシップと未だ目立った成績がないウインブライトという違いはややリスクも感じます。

馬体写真では、全体的なバランスは悪くないですし特に気になるところもありません。どちらかと言えば芝向きのシルエットに見えますがダートでも問題無さそうな印象。肩の角度や胴伸びからは中距離くらいに適性を感じます。

歩様動画ではスムーズな歩様に見えますし、特に気になるところは感じません。

4月生まれではありますが、小柄なところは少し気になります。ウインブライト産駒なのでこれから成長する可能性もある気はしますが。

以上から、オルノアやホワイトターフの活躍や募集価格を踏まえると魅力を感じる部分はありますが、現状のウインブライト産駒の実績を考慮するとやや厳しいと感じてしまいます。けど、走りそうな気もするのが悩ましい。

ミアフィリアの23

総合評価・・・☆☆

4月27日生/ゼットステーブル生産

一口募集価格 18,000円

預託厩舎 加藤和宏厩舎

父ダンカークと母は現役時代に笠松で1勝したミアフィリアの配合。ミアフィリアは母としては実績があり、産駒のタイセイアレスはダート短距離で2勝をしています。

牝系を見ると4代母のOur Country PlaceからはBCディスタフを勝ったPleasant Homeが出ていたり、孫にも米G I馬が出ていたりします。日本では、曽祖母のホームスイートホームから兵庫チャンピオンシップを勝ったバーディーバーディーが出ていますし、叔父のタシットはオープン入りしていますから活力もありそうな系統に属している思います。

血統表を見ると、クロスはHail to Reasonの5×5とMr. Prospectorの5×5を持っています。ダンカーク産駒で母父ゴールドアリュールであることを踏まえると、恐らく字面からはダート向きかなと想像します。どちらかと言うと地方で活躍しそうなタイプに感じます。

馬体写真では、ゴリたか君は芦毛の馬を見るのが何故か苦手で正直自信がありません。良くないと思っても走る馬が多いです。で、ミアフィリアの23はというと、パワフルさに欠ける印象であまり良くは見えません。ただ、斑点が見えるので体調は良さそうですね。ダンカーク産駒なので写真を見るまではダート向きかなと思っていましたが、胸前の筋肉量も多く無さそうに見えますし、芝向きのシルエットに感じます。

歩様動画は結構良く見えます。スムーズかつ力強さも感じられ、馬体写真からの印象よりもずっと良い馬だなと思いました。

測尺は現状やや小柄ですが許容範囲かと思います。

以上から、字面と馬体がリンクしていない分やや厳し目の評価にしました。ただ、その点さえ気にしなければ募集価格も安いと思いますし、血統や歩様も悪くないことを考えると魅力はある馬です。

レモンシータの23

総合評価・・・☆☆☆

4月10日生/生産

一口募集価格 60,000円

預託厩舎 前川恭子厩舎

父Audibleと母は北米1勝のレモンシータの配合。外国産馬で、牝系を見ると叔父のチューインガムが北米GⅡを勝つなど、近親に活躍馬も多い印象で血統は悪くなさそうかなと思います。

馬体写真からは特別良いところこそ感じませんが、全体的なバランスも良いと思いますし良い馬だなと思わされます。現状どちらかと言えば芝向きかなと思うようなシルエットですが、募集コメントにあるように今後の成長次第ではもっとダート向きの馬体になるのでしょうか。また、距離適性は中距離向きに見えます。

歩様動画は良く見えます。欲を言えばもう少し後脚の飛節が伸びればとは思いますが、パワフルかつ運動神経の良さは感じます。

測尺では、もしダートで走るのであればもう少し成長を期待したいところはありますが、ギリギリ許容範囲かとは思います。

以上から、総合的に見ても普通に良い馬なのではないかなと感じます。ただ、募集価格を考えると出資に踏み切れるほどでは無いなというのがゴリたか君の見解。もう少し強調材料があればと思います。

シガレットの23

総合評価・・・☆☆

4月3日生/今牧場生産

一口募集価格 65,000円

預託厩舎 船橋・林幻厩舎

父リアルスティールに母は現役時代に4戦未勝利のシガレットの産駒。シガレットの産駒では名古屋で5勝しているロッソネーリが出ていますが、JRAで勝ち上がる馬は出ていません。

牝系は叔父にTapit Tapitがいますし、従兄弟のエーシンゴールドはジャパンダートダービー2着などかなり良い系統ではないかと思います。

血統表を見ると、クロスはMr. Prospectorの4×5×4とDanzigの5×5クロスを持っています。地方募集馬でダート適性が問われると思いますが、リアルスティールと実績十分なファミリー出身であることを考えればその点は問題無さそうなところはプラス材料かと思います。

馬体写真では、地方で走ることを踏まえて見てみても全体的にパワフルさを感じられるのはプラスかと思いますし、バランスも悪くないと感じます。肩の角度や胴伸びからは距離はマイルくらいに適性がありそうな印象。

歩様もスムーズで、特に気になるところはありません。

測尺では、地方のダートで走ることを考えるともう少し成長してほしいところはありますが、ギリギリ許容範囲かと思います。

以上から星3つにしようか迷いましたが、シガレット産駒の現状の実績など踏まえると回収可能性を考えたときにやや厳しいのではないかという点で星2つにしました。ただ、魅力的なファミリーですし活躍しても不思議は無いと思います。

気になった募集馬

ノルマンディーさんの3次募集馬を見てみましたが、率直な感想としては飛び抜けて良さそうに感じる募集馬はいなかったというのが正直なところ。

シュヴァリエの23は人気必至でしょうけれど、ゴリたか君としては割高感を拭いきれない分抽選には参加しません。

そんな中、1番気になる馬を挙げるとすればヤマトサクラコの23でしょうか。しばらく様子見ですが、募集価格は手頃で配合も好みで、今後の経過次第では気になる存在ではあります。

まだ、ノルマンディーさんの23年産募集には出資できていない分、期待が大きかった今回の3次募集ですが、ゴリたか君としてはとりあえず様子見です。

この時期までくると、無理してノルマンディーさんに拘らなくても京サラさんの23年産に2頭出資するという選択肢もでてきますので、そのあたりを踏まえながら焦らず出資戦略を練っていこうと思っています。

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