ゴリたか君の一口馬主出資馬では、20日土曜日にシュヴェルトライテが湘南ステークスに、21日日曜日にはルージュエリシアが3歳未勝利戦に出走してくれました。
結果はシュヴェルトライテはがっかりでしたが、ルージュエリシアは一筋の光が見えるような走りでした。
今後への期待も含めて出走内容を回顧してみます。
シュヴェルトライテ
湘南ステークス
4月20日東京競馬場10R芝1400で行われた3勝クラスの湘南ステークスに、ノルマンディーオーナーズクラブで出資しているシュヴェルトライテが出走してくれました。
3勝クラスで足踏み
2022年の11月に2勝クラスを勝ち上がってから、すでに1年以上3勝クラスで足踏み状態が続くシュヴェルトライテ。
昇級初戦の雲雀Sでいきなり2着にきたり、距離をマイルに伸ばした白川郷Sで3着に入るなど、決してこのクラスで能力が劣るとは思っていませんが、今回のレースを迎えるまでにこのクラスで9戦。
前回は、距離短縮で1200mの淀屋橋Sで6着と復調気配があっただけに、今回はもうひと頑張りで勝ち上がりを期待して見ていました。
15番人気が悲しくて
陣営としては4月6日の船橋Sに出走させる予定でしたが、除外でスライドさせた経緯があります。
常々シュヴェルトライテは馬体重をキープするのが大変な馬なので、このスライドには懸念しているところは大きかったです。
追い切り内容も、軽めの調整に見え馬体維持に苦慮しているようにも感じました。
それでも前走の内容も悪くなく、常々ゴリたか君としてはシュヴェルトライテには最も適していると思っていた東京芝1400での出走でしたので望みもありました。
レース当日の馬体重は前走からプラス2キロで悪くないと思いましたが、まさかの15番人気。ハンデは実質トップですし、前走内容も悲観するものでは無かったので結構ショックでした。
17着と惨敗
迎えたレースでは12番ゲートからのスタート。この日の東京競馬場は差しも決まっていたので、どの位置からでも大丈夫かと思いながら見ていました。
スタートではやや出負け気味。内田騎手に促されて前目のポジションを取りに行きますが取りきれずに中断からのレースになります。
道中は特に問題なさそうに走っているように見えましたが、迎えた直線では追われても伸びがなく、早々に脱落。終わって見れば17着の惨敗でした。
英気を養って復調を期待
今回のレースはかなり残念な結果で、ゴリたか君もかなり落ち込みました。正直あまりプラスに捉えるものも無かった苦しいレースでしたね。
問題はレース後の陣営のコメントにあるように、恐らくスライドによる調教過程でメンタル的に仕上がっていなかったことが大きいと思います。
次走までは少し間隔を空けてリフレッシュし、まずはなんとか気持ちの面を持ち直してほしいと思います。
これまでももう駄目なのか?と心配したことがありましたが、その度に復調気配を見せてくれたシュヴェルトライテ。
なかなか勝ち上がれないもどかしさはありますが、それでもしっかり賞金を稼いでくれる一口馬主孝行ではあります。
恐らく引退まで1年をきりましたから、勝ち上がりとまでは言いませんが少しでも良いレースを見せて欲しい気持ちです。
ルージュエリシア
3歳未勝利
4月21日福島競馬場で行われた芝1200の未勝利戦に、東京サラブレッドクラブで出資しているルージュエリシアが出走してくれました。
初の芝
昨年8月のデビュー以来、一貫してダートでのレースを走ってきたルージュエリシア。陣営は今回初めて芝のレースを選択しています。
新馬戦では4着に入り、勝ち上がりを期待していた一頭でしたが、ここまで3走続けて2桁着順。抱えている1番の問題は決め手がないことだと思っています。
前走では、決め手不足を補う為に前目のポジションから押し切るような競馬を選択。騎手も上手く乗ってくれましたが、早々に脚がなくなり結果11着でした。
ダート戦では短距離だとスピード不足で前につけず、距離が長いとスタミナ不足で脚がなくなるといった悪循環がありましたので、ここでの芝へのシフトは仕方ないところ。
ここでの変わり身に一抹の期待を持ってレースを見ていました。
相手に恵まれた中でのレース
初の芝でのレースですが、相手を見ると優先出走権を持っているのが1頭のみのかなり相手に恵まれた印象。ここで凡走するようなら、ルージュエリシア自身の能力に疑問符がつく状況。
一口馬主出資者の1人として、ある程度覚悟を決めてレースを見ました。
最終追い切りも悪い内容ではなく当日の馬体重も前走から増減無し。現状のルージュエリシアの力は出せそうな仕上がりに感じます。
優先出走権は確保
迎えたレースでは、悪く無いスタートで先行できそうな感じでしたが位置はとりに行かずに中団からの競馬。
ここら辺も相変わらずな感じで嫌な感じが漂います。それでも早めに追い出されると反応よく前に進出し始めます。ここは今までにない動きでおっと思いました。
外目から直接に入り前を追いかけますが、少しずつ距離を縮めるものの前も止まらずで4着。決め手に欠けるのも相変わらずではありますが、ダートの時よりは良さそうに感じました。
優先出走権は獲れたものの、相手を見ると勝ちきれるくらいの結果が欲しかったところ。次戦こそ、ルージュエリシアにとって資金石になるはずです。
それでも、出走前の状況を考えると今後に光が見える走りでした。夏までにもうひと成長あれば勝ち上がるチャンスもあるのではと思います。
総括
今週のゴリたか君出資馬の成績は、期待していたシュヴェルトライテが非常にがっかりな結果で、あまり期待していなかったルージュエリシアが今後に期待を持てる走りを見せてくれるという複雑な結果となりました。レースで頑張ってくれた2頭と関係者のみなさん、お疲れ様でした。
来週はいよいよゴリたか君の一口馬主活動初のG1出走をプリュムドールが控えています。今はとにかく来週が楽しみです。