3月22日、ノルマンディーオーナーズクラブより2022年産の3次募集について更新がありましたね。
募集馬情報ページ等は3月下旬に順次公開されていくとのことで、募集価格や募集時の写真等は未だ見ることはできませんが、とりあえず血統表くらいは見られるので血統からの印象をまとめてみました。
ラインナップ
ウィステリアカフナの22
4/10生まれの牡馬/アフリートファーム産
父ダノンバラードに5戦走って最高5着のウィステリアカフナを母という配合。
母は芝でデビューしていますが、ダートとも走っていてどちらもまぁまぁ走っている印象です。
ダノンバラード産駒は芝ダートどちらも走るイメージですので、字面だけだとどちらでも走れそうな印象をもちます。
血統表を見てみると、サンデーサイレンス3×3とミスプロ5×5のクロスがあり、似たような血統構成同士の配合になりますね。
曽祖母のストレイキャットは重賞馬を多数輩出した名牝ですし、ストレイキャットの兄弟にはゼンノロブロイもいる牝系。
ただ、祖母と母からは目立った活躍馬が乏しい印象があり、そこはどうしてもネックかなと思います。
第一印象は、それなりに走りそうですが出資するには少しリスクがある感じです。
ギャラクシーセレブの22
3/28生まれの牡馬/岡田スタッド産
父ビーチパトロールに芝での新馬戦2着の実績があるギャラクシーセレブという配合。
ビーチパトロール産駒は芝の方が走るイメージがあるので、字面だと芝向きな印象。
姉のルプランドルも勝ち上がってますし、曽祖母のエリモファンタジーからはエリモエクセルも出ている牝系で好印象がありますが、父のビーチパトロールがあまり良い印象が無いのが引っかかります。
第一印象は、悪くなさそうだけどビーチパトロール産駒だと出資に踏み出しずらいのが本音です。
ブルーロゼットの22
6/13生まれの牡馬/HomeyFarm産
父アドミラブルに未出走の母ブルーロゼットの配合。
アドミラブルはまだ産駒の傾向が掴みきれませんし、母も未出走ですから適正がいまいちわかりませんが、Sadler’s WellsとNureyevでSpecialのクロスが入っていることからダートのイメージかなとも思います。
母の兄弟を見ても全く走らないわけでは無さそうですが、特に強調するところもないといったところ。
第一印象だと、字面だけだと良くわからないのが正直なところですし、よほど魅力的な馬体でない限りは積極的に出資を検討する感じではないです。
ラステラの22
2/12生まれの牡馬/岡田スタッド産
父ダノンバラードに障害OPで2勝したラステラを母にもつ配合。
全兄のヘブンズサウンドは芝で5戦使っているので、恐らくこの馬も芝向きで良いのかなとは思います。
牝系は少し活力に乏しい印象がありますが、血統表を見るとAngelic SongとGlorious Songの全姉妹クロスが3×4で入っていたり、ミスプロのクロスも良い感じのところで効きそうでゴリたか君好みの血統ではあります。
ただ、現実問題出資に踏み切れるかと言われると、リスクのほうが勝る分辛めの評価の第一印象です。
レイナソフィアの22
4/26生まれの牡馬/岡田スタッド産
父ラブリーデイに芝で2勝しているレイナソフィアの配合。
字面からだと、芝マイル〜2000くらいの適性がありそうなイメージを持ちます。牝系は祖母のゲルニカをはじめ叔父にエイシンオスマンもいるファミリーで好印象をもちます。
レイナソフィアの産駒は未だ大物はいませんがそれなりに走っている印象がありますし、血統表をみてもクロスのバランスも嫌いじゃないので、割と良い馬かもという期待があります。
字面からの第一印象は悪くありません。馬体や募集価格によっては出資の可能性もある感じはします。
ネオヴィクトリアの22
5/11生まれの牝馬/岡田スタッド産
父カルフォルニアクロームに芝で2勝したネオヴィクトリアの配合。
ネオヴィクトリアはディープインパクト産駒ですし、レイデオロとの配合のデルシエロも新馬勝ちするなど、結構優秀なお母さんです。
ただ、父がカルフォルニアクロームに変わったことがどうでるかが悩みどころになると思います。
カルフォルニアクロームに未だ国内で目立って活躍している馬がいないのでそれなりのリスクを感じざるを得ません。
第一印象は、たぶん悪くないんだろうけど募集価格がどれくらいかがネックかと。やはりカルフォルニアクロームだと多少のリスクは感じます。
ネオヴェリーフェズの22
4/9生まれの牝馬/荒谷牧場産
父ウィンバリアシオンに芝の新馬戦3着、ダートの未勝利戦2着の実績をもつネオヴェリーフェズの配合。
ウィンバリアシオン産駒なので、恐らくダート適性傾向になるかなといった印象をもちます。
正直父・母ともに地味な血統で、母はそれなりに走った実績はあるものの強調材料になるほどでもなく、また産駒も地方で勝っている馬が複数といったところで血統表からの強調材料があまりないと思ってしまいます。
血統表からは、馬体がかなり良くても出資に踏み切れないだろうと言うのが第一印象です。
ルミナスレッドの22
5/13生まれの牝馬/岡田スタッド産
父ブリックスアンドモルタルに芝中距離で3勝している母ルミナスレッドの配合。
父と母の組み合わせからは、芝向き・ダート向きどちらに出ても悪く無さそうな印象があります。ルミナスレッドの産駒で勝ち上がっている2頭の父はヘニーヒューズとビーチパトロールですから、アメリカ由来のスピード血統に相性が良さそうな気がします。
その点、ルミナスレッドの22はストームキャット系のブリックスアンドモルタルですから期待が持てる感じがあります。
牝系が地味目なところが若干気になりますが、それなりに走っている馬もいますからあまり割り引かなくて良いと思います。
第一印象としては、字面ではコンスタントに走ってくれそうな期待感があります。あとは募集価格と馬体が気になるところです。
レディエントブルーの22
4/25生まれの牡馬/神野生男生産
父ダノンレジェンドにダート短距離の新馬戦勝ちのレディエントブルーが母の配合。
100口募集の予定なので、恐らく地方所属になると思いますが、ダノンレジェンド産駒でダート適性でしょうし母も地方で3勝していますから、配合的には良い組み合わせだと思います。
Storm Birdの4×5クロスも良い感じに配されていると思いますので好みの血統です。牝系もストロングリターンが出ていますし、悪くないと思います。
血統的には好みの馬ですが、地方所属であれば募集価格と馬格が気になります。地方所属の馬に出資したことがないので、気になる一頭です。
アポロマーキュリーの22
4/30生まれの牝馬/宝寄山拓樹生産
父アポロケンタッキーにダートのマイルと1800で1勝づつあげたアポロマーキュリーが母の配合。
こちらも募集口数が100口の予定ですから地方所属になると思います。配合的には地方所属にあっていると思います。
牝系は地味目ですが、割り引く必要はないと思います。牝馬なので馬格がどの位で募集されるのか気になります。
第一印象は、字面は悪くない印象です。ただ、地方所属の牝馬ですから、馬格はある程度必須な気がします。
とりあえずの感想
一通り字面だけの検討をしてみましたが、現段階でゴリたか君の出資欲が沸き立つような募集馬はいませんでした(予算の面でだいぶブレーキが効いてますが)。
それでも、第一印象だとレイナソフィアの22とルミナスレッドの22、レディエントブルーの22は悪く無さそうですし、他の馬も馬体や募集価格によっては出資魂が揺さぶれる可能性もあるので、今後の情報も楽しみにしています。