一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為、24〜25年度よりPOGを再開してみたいと思ってるゴリたか君。毎回新年度POGにむけ指名馬リストを少しずつ準備しています。
8回目の今回は前回のシルクホースクラブ同様、毎年活躍馬を輩出し今や加入することすらままならない人気クラブのキャロットクラブ募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名候補検討
キャロットクラブといえば、毎年のようにG1に勝っていますし、なんといっても昨年はタスティエーラが日本ダービーを制してますから、POG指名馬検討でもしっかり見ておきたいクラブです。
キャロットクラブの募集馬をゴリたか君が一通り見た中で、良さそうな馬を牡馬、牝馬それぞれ4頭づつピックアップして検討してみました。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
サザリーバスター
期待度・・・☆☆
父 ドゥラメンテ/母 メリート
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 萩原清厩舎
母は豪G12勝のメリートに、父ドゥラメンテの配合。メリートからは、京王杯スプリングC2着のキャンベルジュニアが出ています。
母はオーストラリアの短距離重賞で活躍した馬でしたが、父にドゥラメンテを迎えたサザリーバスターは中距離でも対応できそうな印象をもまちます。
募集時の馬体をみても完璧に近い馬体に見え素晴らしい馬体だと思います。気になる距離適性については繋ぎはやや立ち気味ではありますが、肩の角度と胴の長さから中距離まで対応できそうな印象をもちます。歩様動画を見ても気になるところはありません。
以上から、サザリーバスターのポテンシャルはかなり高いと思います。POG評価で星一つ減らしたのは、距離が2000くらいに見えた分と、歩様動画からビビっとくるものが無かった分差し引きました。
カーミングライツ
期待度・・・☆☆
父 サトノダイヤモンド/母 カーミングエフェクト
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 小島茂之厩舎
母カーミングエフェクトは北米G1を勝っているEmolientを母に持っており、カーミングライツはカーミングエフェクトと父にサトノダイヤモンドの配合です。
血統の字面だけ見ると、母父ウォーフロントの短距離傾向と父サトノダイヤモンドの中長距離適性のどちらが主張されるのか判断が難しいところ。
馬体を見てみるとスラッとした体型に胴伸びもあるので、父サトノダイヤモンドの距離適性を受け継いでるように見えます。馬体のバランスもよく、良い馬にみえます。歩様動画でも特に気になるところもありません。
以上から、馬体面からは楽しみな一頭ではありますが、血統面から未知数な部分も多いので星2つにしています。
ストラーダレアーレ
期待度・・・☆☆☆
父 サートゥルナーリア/母 ダイワプロパー
生産 静内フジカワ牧場
預託厩舎 大久保龍志厩舎
芝短距離で3勝している母ダイワプロパーに父サートゥルナーリアの配合。母ダイワプロパーの全妹には桜花賞馬のレーヌミノルがいます。
血統面では母系にはスピード要素が強い馬が多く、この部分を上手くとりこみつつ中距離までこなせる馬が出ると楽しみな血統に見えます。
気になる馬体面では、いかにも祖父ロードカナロアの特徴が出ていそうな馬体のシルエットに見えます。トモのパワフルさがありつつ、馬体全体からはゴツゴツした感じもなく良い馬体に感じます。
距離適性はやや短めにも感じますが、能力で中距離までこなせそうな期待があります。1番良かったのが歩様動画で、各部の連動性が良く、かなり運動神経が良さそうに見えました。
ゴリたか君的には、この世代のキャロットクラブの募集馬の牡馬では、このストラーダレアーレが1番良く見えました。POGでも上位で指名する候補に挙げておきます。
ヴァルチャースター
期待度・・・☆
父 サートゥルナーリア/母 ハープスター
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 池添学厩舎
母桜花賞馬ハープスターに父皐月賞馬サートゥルナーリアの共に4月のクラシックを制した豪華な配合。牝系は数多くの活躍馬を輩出したベガがいる優秀な牝系です。
優秀は牝系に母父ディープインパクト、父も良血馬のサートゥルナーリアですから、血統面ではこれ以上ないくらいに思えます。
馬体面では全体的にはバランスも良く好馬体に見えます。少し距離が短めの適性っぽく感じるところと、目の周りが黒ずんでいて夏負けしてそうなところが少し気になりPOG的にどうかと思うところがあります。歩様は良さそうに見えます。
血統面ではかなり期待できそうですが、ゴリたか君的には少し馬体面でピンとくるところが無く、直感で少し割り引いた評価といたしました。
牝馬
ロジャリーマイン
期待度・・・☆☆☆
父 エピファネイア/母 マリアライト
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 久保田貴士厩舎
母はエリザベス女王杯と宝塚記念のG1を2勝している実績馬。そのマリアライトと父エピファネイアの配合のロジャリーマインです。
全兄にはG1で2度の2着があるオーソクレースがいるので、血統的な裏付けは十分だと思います。
募集時の馬体を見ても良血馬らしい好馬体に見えます。胴伸びもあり距離の融通もききそうに見えます。歩様動画を見てもダイナミックな動きで、身体全体の使い方が運動神経の良さを感じさせます。
血統面、馬体面もかなり良く見えるのでPOGでも上位指名候補です。ゴリたか君的には、キャロットクラブの世代の牝馬では1番良くみえた一頭です。
キラーチューン
期待度・・・☆
父 ドゥラメンテ /母 キラーグレイシス
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 斉藤崇史厩舎
母の米G1を勝っているキラーグレイスに父ドゥラメンテの配合。半兄にはホープフルステークスを勝ったキラーアビリティがいます。
馬体面では募集時の写真からはバランス良く悪くない馬体に見えます。胴伸びもありそうですし、兄弟の傾向からも中距離まではこなせそうな気はします。
欲を言えばもう少しトモが大きいと良いなと思うところはあります。歩様も悪くないですね。
全体的に良さそうな馬ですが、募集時の馬体写真が悪くないものの、ゴリたか君の直感でピンとこなかった分すこし評価を割引きました。
エンベッカ
期待度・・・☆☆
父 サトノダイヤモンド/母 シンハリーズ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 斉藤崇史厩舎
デルマーオークスを制しているシンハリーズを母に、父はサトノダイヤモンドの配合。母シンハリーズはオークス馬のシンハライトをはじめ3頭重賞馬を輩出している優秀な母です。
血統表を見ると、Devil’s BagとGlorious Songの5×3全兄弟クロスが配されていてゴリたか君好みの血統です。一点が高齢なところが少し気掛かりではあります。
馬体面では、募集時の馬体を見ても非の打ち所がないと思います。歩様動画では耳を動かすそぶりから、少し神経質なところを感じましたが、特に気になるところはありませんでした。
以上から、ゴリたか君のPOG指名検討での評価は星2つです。母が高齢なところと、歩様にビビっとくるとこらが無かった分、少し評価を下げています。
ペンダンティフ
期待度・・・☆☆
父 オルフェーヴル/母 スターダムバウンド
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 茶木太樹
米2歳牝馬チャンピオンのスターダムバウンドに、父はオルフェーヴルの配合。芝1000で1勝している姪のルクスパラディは、父がオルフェーヴルなので相性は悪く無いと思います。
また、クラブの募集時コメントでも触れていますが、父オルフェーヴルと母父タピットの組み合わせは実績もあるので期待が高まるところ。
馬体を見てみると、ゴツゴツしているイメージが無く恐らく芝で大丈夫だと思います。少し目つきがヤンチャそうなところがオルフェーヴルっぽくて好きですが、牝馬でヤンチャだとすると短距離しか走れない可能性も少し感じます。
歩様動画はかなり良いですね。メンタルが問題無さそうなら、一発ホームラン級のポテンシャルがあるように思います。
以上から、ペンダンティフの評価は星2つとしましたが、POG的にはホームラン狙いで指名しても良い気がする一頭です。
まとめ
一通りPOGのために募集馬を見てみましたが、良血馬多数のさすがのラインナップでクラブ会員さんが羨ましいです。
そんな中でもゴリたか君的には、ストラーダレアーレとロジャリーマインが特に高評価でした。
やはり一口馬主でG1を勝てるような馬に出資するには、キャロットクラブへの入会を検討せざるをえないんだなという気持ちにさせられます。駄目元で入会チャレンジにもチャレンジしても良いかもなと思わされました。