ゴリたか君のPOG指名馬探し⑰　千代田牧場生産馬編

一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為、24〜25年度よりPOGを再開してみたいと思ってるゴリたか君。毎回新年度POGにむけ指名馬リストを少しずつ準備しています。17回目の今回は、最近では国内外で大活躍のウシュバテソーロの活躍が印象的な千代田牧場の生産馬からPOG指名馬候補を探してみます。

指名馬候補

千代田牧場の生産馬といえば、2022年にドバイワールドCを制しBCクラシックやサウジCへの挑戦など大活躍のウシュバテソーロをはじめ、2014年の朝日杯FSを勝ったダノンプラチナや、2012年ヴィクトリアマイルを制したホイールキャプチャなども出ていますね。

今回千代田牧場生産馬からは牡馬・牝馬それぞれ2頭づつピックアップしてみました。

牡馬

キャルミナス

期待度・・・☆

父　サトノダイヤモンド/母　プレシャスライフ

生産　千代田牧場

預託厩舎　奥村武厩舎

母はJRA未勝利ながら地方名古屋で5勝したプレシャスライフ。その母プレシャスライフと父サトノダイヤモンドの配合。プレシャスライフからはJRAで勝ち上がっている産駒も多く母としては悪くない印象を持ちます。また、キャルミナスの姪には阪神JFを制しているサークルオブライフも出ており活力のあるファミリーと言えると思います。

馬体を見ると胴伸びもあり、首もスラッとしており肩の角度もゆるいので距離は長めが良さそうな印象を持ちます。トモの容量も十分な感じだと思います。馬体に関しては特にマイナスに感じるところはありません。

血統も活力のあるファミリーですし馬体も良さそうです。良い馬だと思いますが、ゴリたか君としてはもう一つピンとくるところがなかったのでPOGの指名馬検討としては星1つとしました。

アスクアーバンシー

期待度・・・☆

父　ロードカナロア/母　タニノアーバンシー

生産　千代田牧場

預託厩舎　矢作芳人厩舎

母は芝1800～2000で4勝したタニノアーバンシーに父ロードカナロアの配合。何と言っても祖母は名牝ウォッカという超良血馬といっていい馬です。ゴリたか君は現役時代のウォッカが好きでしたので、産駒も期待してみていたのですが、悪くはないものの特別良い馬が出ていない点が気になるファミリーです。

馬体を見てみると、つくべき所に適度な筋肉がついたバランスの良い好馬体だと思います。ただ、繋ぎが立っていてかつ短いので、もしかするとダートが良いのかなとも思うところがPOGでの検討となると微妙なところです。

血統的にも馬体的にもポテンシャルはあるものの気になるところがある分、POGの指名候補として考える際にはやや割り引いた評価としました。

牝馬

ミルフィアタッチの22

期待度・・・☆

父　ミスターメロディ/母　ミルフィアタッチ

生産　千代田牧場

預託厩舎　高木登厩舎

ダートで3勝を挙げているミルフィアタッチを母に父はミスターメロディの配合。母ミルフィアタッチは冒頭で千代田牧場を代表する生産馬のウシュバテソーロを出している優秀な母です。

祖母シジェームサンからはGⅢ東京新聞杯を勝っているボールドブライアンが出ていますが、牝系で見ると当たりはずれがあるファミリーかなと思います。

父はスプリンターのミスターメロディですから、距離は短めかなと思いますが馬体を見るとバランスの良い好馬体です。肩の角度や胴伸びからはマイルくらいまでが適性距離かなとは思いますが、全体的に筋肉の量が多くパワーがありそうな印象を受けます。もしかしたらダートが向くのかもしれません。

以上から、ウシュバテソーロの半妹という魅力的な血統ですが、POGで考えるともしかするとダート向きかなとも思えるところなど不透明なところもあるため、星1つの評価としました。

トレンドハンターの22

期待度・・・☆☆

父　ロードカナロア/母　トレンドハンター

生産　千代田牧場

預託厩舎　福永祐一厩舎

母はGⅢフラワーCを勝っているトレンドハンターと父ロードカナロアの配合。母トレンドハンターは桜花賞でも3着に入っている実績がある馬で、母としても産駒の勝ち上がりが多く優秀だと思います。血統を見るとストームキャットの3×4クロスがあり、スピードと仕上がりの早さが強調されるようなPOG的には良さそうな配合だと思います。

馬体を見てみると、力強さを持ちながら全体的にバランスが良い好馬体だと思います。特に大きなトモが良い感じです。肩の角度や胴伸びを見るとおそらくマイルくらいが良いのかなと想像します。このあたりは、血統通り早めに仕上がりデビューできるのなら楽しみだと思います。

以上から、トレンドハンターの22は血統面と馬体面がかみ合っていそうなところが好印象でした。指名馬候補としてリストアップしています。

まとめ

千代田牧場の生産馬を見てみましたが、POG本に写真が掲載されている生産馬はどれもバランスが良い好馬体に見えました。そんな中でもゴリたか君が一番良いと思ったのは、トレンドハンターの22です。

また、ミルフィアタッチの22はPOGでの検討ではやや割り引いた評価としましたが、競走馬としてのポテンシャルはありそうでこちらも注目の1頭だと思います。