一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為に、POGにも力を入れているゴリたか君。
2025-26シーズン4回目の今回は、ゴリたか君も入会しているノルマンディーオーナーズクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名候補検討
ノルマンディーオーナーズクラブ所属馬は毎年クラシック戦線でバンバン活躍しているイメージこそありませんが、過去には牝馬3冠馬デアリングタクトを輩出しています。
ノルマンディーオーナーズクラブの募集馬からは、牡馬と牝馬それぞれ2頭づつピックアップしてみました。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
ルワグロール
期待度・・・☆
父 リオンディーズ/母 アイリッシュビート
生産 高昭牧場
預託厩舎 嘉藤貴行厩舎

父リオンディーズと現役時代に芝2,000mで勝ち上がった実績がある母アイリッシュビートの配合。GⅢレパードSを勝ったインカンテーションが出ている牝系に属しています。
配合的には同じ父リオンディーズと母父ハーツクライの組み合わせからダービー卿チャレンジを制したインダストリアが出ているので、信頼性の高そうな配合だと思います。
4月時点での馬体写真でも順調に成長していそうな印象をうけますし、全体的なバランス感や肌の薄さ、力強そうなトモで好馬体だと思います。馬体のシルエットからは芝マイル〜2,000mくらいに適性を感じます。
募集開始時にも良い馬だなと思っていましたが、順調に成長しているようで相変わらず良さそうな馬だなという感想。クラシック戦線でガンガン活躍というイメージはつきませんが、POG的にはある程度ポイントを稼いでくれそうな一頭だと思います。
ホノポノ
期待度・・・☆
父 ダノンプレミアム母 ホオポノポノ
生産 アイズスタッド
預託厩舎 尾形和幸厩舎

父ダノンプレミアムに母は芝1,200mで勝ち上がり実績があるホオポノポノの配合で、ホオポノポノからは芝1,800mで2勝しているロードプレイヤーがでています。
近親からは目立った活躍馬こそ出ていませんが、勝ち上がる馬も多くなかなか活力がありそうなファミリーに属している印象。
4月時点の馬体を見ても非常にパワフルそうな好馬体に見えます。育成も順調そうですし、馬体重も大きくなっているのは良いと思います。馬体のシルエットからは芝マイル〜2,000mくらいに適性を感じます。
募集開始時点では、牡馬で1番気になっていたホノポノ。順調に成長していますし相変わらず良い馬だなと思いました。他クラブの募集馬に比べると血統面でやや見劣りしてしまう部分は否めませんが、決して悪い血統では無いと思いますし、馬体面でも良い感じだと思います。
牝馬
ノクスカンパーナ
期待度・・・☆
父 サートゥルナーリア/母 サクセスベルーナ
生産 高岸順一
預託厩舎 吉岡辰弥厩舎

父サートゥルナーリアと母は5戦未勝利のサクセスベルーナの配合ですが、サクセスベルーナは母としてはJRA1勝・地方7勝のムルシェラゴを輩出しています。
叔父のサクセスブロッケンはフェブラリーSなどGⅠ3勝、祖母サクセスビューティはGⅡフィリーズレビューを制していて、活力十分なファミリーに属しています。
4月時点の馬体を見てみると非常にパワフルさを感じられ、好馬体に見えました。募集開始時からは馬体重もしっかり増えているのは好材料。まだ馬体の成長待ちで育成は少し遅れている印象はありますが、頓挫しているわけでは無いので気にはなりません。全体的に力強さを感じるシルエットではありますが、芝でも走れるそうな印象がありますし、マイル〜2,000mくらいに適性を感じます。
少し仕上がりに時間がかかりそうなところはPOG的にはやや気にはなりますが、血統も馬体も悪く無いと思います。
シュヴァリエの23
期待度・・・☆
父 ベンバトル/母 シュヴァリエ
生産 岡田スタッド
預託厩舎 中村直也厩舎

父ベンバトルと母には現役時代に芝1,200〜マイルで3勝した実績を持つシュヴァリエの配合。シュヴァリエは母としても優秀でプリュムドールはGⅡステイヤーズS2着実績があります。
タニノギムレットが出ている牝系に属していて重賞で活躍する馬も多数輩出しており、活力があるファミリーだと思います。
馬体もバランスの良さそうな好馬体に見えますが、育成状況に関してはやや遅れ気味なところがあります。ただ、シュヴァリエ産駒は少し仕上がりが遅めな印象もあるので、挽回は可能かなと思っています。馬体のシルエットからは芝マイル〜中距離くらいに適性を感じます。
実績のあるシュヴァリエ産駒ですし、現時点ではクラシック戦線では少し厳しそうな印象もありますが、大仕事をする可能性も十分に秘めた一頭だと思っています。
まとめ
一通り目を通してみましたが、ノルマンディーさんのクラブコンセプトを考えると、育成の早さなどからクラシック戦線で活躍という視点では少し厳しいと言わざるを得ない印象です。
昨年同様に、今回もPOGの検討対象4頭の活躍を追うことで、以後の出資馬選びにも活かせる部分は多いと思うのでしっかり注視していきたいです。