一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為、24〜25年度よりPOGを再開してみたいと思ってるゴリたか君。毎回新年度POGにむけ指名馬リストを少しずつ準備しています。
13回目の今回は、いよいよ名門中の名門クラブサンデーサラブレッドクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名馬候補検討
サンデーサラブレッドクラブといえば、毎年馬主リーディングの上位に位置している名門一口馬主クラブです。40口クラブですので零細一口馬主のゴリたか君には高嶺の花のクラブですが、いつかはサンデーで出資することも夢の一つです。
そんなわけで、出資は容易く叶うクラブではありませんが、POGでは当然有力馬の宝庫です。良い馬ばかりで圧倒されますが、そんな中でも特に良いと思った募集馬を牡馬・牝馬それぞれ4頭づつピックアップしてみました。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
アルレッキーノ
期待度・・・☆☆
父 ブリックスアンドモルタル/母 チェッキーノ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 国枝栄厩舎
母はGⅡフローラステークスのを勝ちオークスでも2着の実績があるチェッキーノ。アウレッキーノはそのチェッキーノと父ブリックスアンドモルタルの配合です。チェッキーノの産駒は2頭デビューしていますが、2頭とも重賞を勝っており母としても優秀です。
募集時写真から馬体を見てみると、全体的にバランスの良い好馬体が目につきます。トモの容量も十分に感じますし、悪いところも見当たりません。肩の角度や胴伸びからも中距離まで対応できると思います。ゴツゴツした感じもないので芝で活躍しそうな印象を持ちます。
以上から、どの面からみても悪いところが無く、血統的にも馬体的にもいかにも活躍しそうな一頭だと思いましたので、POGの指名馬候補の一頭にピックアップしました。
ストラディオット
期待度・・・☆☆
父 エピファネイア/母 アッフィラート
生産 社台コーポレーション白老ファーム
預託厩舎 藤原英昭厩舎
芝で4勝しているアッフィラートを母に父にはエピファネイアの配合。アッフィラートからはGⅢサウジアラビアRCを勝ったゴンバデカーブースが出ています。血統表を見てみると、父と母母父がロベルト系、父母父と母父がサンデーサイレンス系と似たような血統を持つ馬同士の配合に見えます。
馬体は募集時の写真で判断していますが、バランスよくエピファネイア産駒らしいパワフルさも持っていて好馬体に見えます。肩の角度や胴伸びからも中距離に適性があるように見えます。トモも力強そうな印象をもちますし非の打ちどころが無い馬体です。
以上から、ゴリたか君としては星3つにするか迷いましたが、歩様動画を見ていない点と血統的にもうひと押しがほしいこともあり、ここは星2つに留めました。ただ、馬体はかなり好みですので割と上位で指名したい一頭です。
シュネルケーニヒ
期待度・・・☆☆
父 キズナ/母 セリエンホルデ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 手塚貴久厩舎
ドイツオークス馬の母セリエンホルデと日本ダービー馬の父キズナの配合。セリエンホルデからは、NHKマイルカップを勝っているシュネルマイスターが出ています。セリエンホルデは異なる配合相手の産駒3頭とも勝ち上がっている優秀な母です。
馬体面では、募集時の馬体をみるとバランス良くみえる好馬体。キズナ産駒の牡馬はパワータイプに見える馬が多いイメージがありますが、シュネルケーニヒに関しては筋肉の付きかたがバランス良く感じます。距離的には2000くらいまでのイメージですが、POG的にはそこをどう捉えるかといったところが難しいです。
以上から、血統的にも馬体的にも良い馬だと思います。ドイツ牝系の母ですが、日本競馬との相性は良さそうですし魅力的な一頭です。上位指名するかは迷うところですが、POGの指名馬候補にリストアップしておこうと思います。
モティスフォント
期待度・・・☆☆
父 モーリス/母 バンゴール
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 田村康仁厩舎
芝で5勝しているバンゴールが母で父はモーリスの配合。母バンゴールは秋華賞を勝ったスタニングローズの全姉にあたります。牝系はローザネイから派生した薔薇一族でかなり優秀。曾祖母のロースバドからはGⅠ馬ローズキングダムも出ていますし活力も十分です。
少し懸念するところがあるとすると、全姉の成績がパッとしないところです。気になる募集時の馬体写真を見ると、バランスも良くモチモチで好馬体でトモも大きく見えます。特に悪いところも感じませんから、全姉の成績は気にしなくても大丈夫な気はします。
以上から、血統と馬体は良いものの、全姉の成績が気になるぶんPOGの上位指名候補には挙げませんでした。それでも、ゴリたか君の見立てではモティスフォント自身は走りそうな気がしているので指名候補でリストアップしています。
牝馬
ジャサルディア
期待度・・・☆☆
父 キズナ/母 ミスエルテ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 萩原清厩舎
GⅢファンタジーステークス勝ち馬のミスエルテを母に、父にはキズナの配合。ミスエルテからは、24年4月時点で2戦2勝のミエスペランサが出ていますが、ミエスペランサは父リアルスティールで血統構成がキズナと似ていますから血統的には好感が持てる組み合わせです。
募集時の馬体写真を見てみるとバランスの良さが目立つ好馬体に見えます。肩の角度や胴伸びからはマイルくらいが適性距離に感じます。馬体写真からは特に悪い部分も見えないですし、トモのボリュームも大きいと思います。
以上から、ジャサルディアは血統面でも好感が持てますし、馬体もかなり良さそうに見えますので、POG指名候補の一頭にリストアップしています。
フィヤール
期待度・・・☆☆☆
父 リアルスティール/母 ドバイマジェスティ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 藤原英昭厩舎
母は米牝馬チャンピオンスプリンターのドバイマジェスティで父にはリアルスティールの配合。ドバイマジェスティはGⅠ2勝アルアインやダービー馬シャフリヤールを出している非常に優れた牝馬です。アルアインもシャフリヤールも父はディープインパクト。フィヤールの父リアルスティールの父はディープインパクトですから、血統的にも走りそうな裏付けはある程度見込めます。
血統的にはかなり良いので気になる馬体面ですが、募集時の馬体写真を見るとこれまた素晴らしい。馬対面でも非の打ちどころが無い好馬体です。全体的にバランスの良い馬体に適度に力強そうな首。トモもパワフルですし、距離も中距離までこなせそうに見えます。ゴリたか君としてはこの世代のサンデーサラブレッドクラブの募集馬の中では一番良くみえました。
以上から、POGでは上位指名候補としてリストアップします。これだけの良血馬で好馬体ですからめちゃくちゃ注目されると思いますが、ゴリたか君としてもかなり気になる一頭です。
ウェリントンアーチ
期待度・・・☆☆
父 ドゥラメンテ/母 ウェイヴェルアベニュー
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 池添学厩舎
母は米GⅠBCフィリー&メアスプリントを勝っているウェイヴェルアベニュー。そのウェイヴェルアベニューと父にはドゥラメンテの配合のウェリントンアーチ。ウェリントンアーチからは朝日杯FSを勝ったグレナディアガーズが出ており母としても優秀な実績があります。
気になる馬体ですが、募集時の馬体を見るとこれまたバランスの良い好馬体(今回はこればかり書いてますがそれだけ良い馬が多いということ)。募集カタログでもコメントにありますが、まさに過不足無い筋肉量に見えます。胴伸びもありますし、距離が延びても対応できそうなところが好印象。お尻の形状も好みです。
以上から、ウェリントンアーチのPOG指名候補での評価は星2つとしました。星3つでも良いくらいでしたが、ゴリたか君センサーがビビっとくるものが無かった分少し割り引いただけです。ゴリたか君のセンサーがポンコツかどうかはウェリントンアーチの活躍で確認したいです。
デアマトローナ
期待度・・・☆☆
父 キズナ/母 ホームカミングクイーン
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 国枝栄厩舎
愛産の母ホームカミングクイーンと父キズナの配合。ホームカミングクイーンからは、GⅢファルコンSを勝っているダノンマッキンリーが出ています。また牝系を見ると英ダービー馬や愛ダービー馬も出ており優秀な牝系です。
馬体を見ると募集時の写真からはバランスも良くパワフルそうな好馬体なのが伝わります。首も力強そうで筋肉量も多そうですし、胴伸び的にもマイルくらいが良さそうなイメージはあります。特に気になるところもないので馬体からはマイナスな印象は持ちません。
以上から、POG指名馬検討での評価としては星2つとしました。牝系が欧州で活躍しているのが印象的で活躍が楽しみな馬です。
まとめ
サンデーサラブレッドクラブの22年度募集馬を一通り見てみましたが、やはり凄いラインナップでした。GⅠ戦線で大活躍した母馬も多いですし、これは走るよなって感じです。
そんな中でも特に気になったのがフィヤールです。おそらくPOGでも人気になると思いますがゴリたか君的にはかなり走りそうな気がしています。