ゴリたか君流出資馬の選び方①血統

出資検討

これから一口馬主を初めたい、または他の一口馬主の出資判断基準を参考にしたい方へ、僅かな小遣いで長く一口馬主を楽しめているゴリたか君流の出資馬の選び方を紹介します。今回は「血統」からの選び方です。

当ブログにおける分析記事は、私ゴリたか君の個人的な主観をもとに記事にしたものであり、成果の保証はできません。馬券の購入や一口募集馬への出資等はご自身の判断にてお願いいたします。 また、読者の皆さまにとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、予めご了承ください。

何を求めて出資するか

出資馬を選ぶ上で、出資判断の大きなファクターはおそらく血統になると思います。出資馬検討の際にゴリたか君はほとんど血統で判断していると言ったら過言ですが、判断材料の半分くらいは血統で決めています。

もちろん、馬体が好みで選んだり、顔が好みで選んだりすることも大切です。しかしながら、募集馬の血統表をみることにより、生産者がどんな意図をもってその馬を生産したかを読み取れます。その生産者の意図が自分が求める理想の一口馬主ライフと合致するかを考え、納得できるかどうかが出資馬選びで大切だと思っています。

血統表は設計図

「血統表は設計図」と先の文章でも記しましたが、競走馬は得意な条件がそれぞれ違います。

予想するツールとしての血統表

芝のレースが得意、ダートのレースが得意だったり距離の長短、馬場の良し悪し、成長の早さ等要素は多種多様です。

そこで、募集されている馬がどんな要素を持っているかを「予想」するツールが「血統表」だと私は考えています。

募集馬はまだ馬体も成長途上で当然レースにも出走していないため、実際にどんな能力をどれだけ持っているか定かではありません。それでも、血統表を読むことで、募集馬の祖先から「傾向」を見ることができるはずです。この「傾向」からその募集馬に対して生産者がどのような意図をもって生産したかを想像できると思います。

血統表はあくまで設計図

ただし、実際に募集されている馬が生産者の意図した通りの能力をもっているかは、実際にレースにデビューしてみないとわかりません。

例えば、同じ父と母を両親にもつ「全兄弟・全姉妹」であっても、重賞で活躍する馬もいれば未勝利に終わる馬もいる等、異なる能力・要素を持つことが多いと思います。

つまり、実際に募集馬がどの程度の能力を持っているかは、募集時点では恐らくほとんどの方が判断できないと思いますので、あくまでも血統表は、「傾向」と「生産者の意図」を想像するためのツールだと私ゴリたか君は考えています。

父(種牡馬)は重要?

血統表で1番とっつき易いのが父(種牡馬)だと思います。種牡馬については、大抵が一定以上の成績を収めた馬ですから、現役時代の実際に走っているレースも観ていたりして思い入れがあったり、どんな競走馬だったか特徴を良く知っているケースも多いと思います。

血統表上においても募集馬が直接影響を受けている父になりますから、募集馬も父の能力が多く受け継がれていると思います。

それでも、私ゴリたか君は父が優れた競走馬だったという理由だけで出資する馬を選択することはありません(現役時代好きな馬だった場合はありますが)。

なぜなら、種牡馬になるくらいの馬はみんな素晴らしい競走馬だからです。当然、レースでライバルになる馬の父も同じく優れた実績をもっているわけですから、アドバンテージは少ないと思っています(ノーザンダンサーやサンデーサイレンスのような例外はあると思いますが)。

ですので、ゴリたか君は血統表で父を見るときは、あくまで産駒がどんな要素をもつ傾向があるかの判断材料にしています。

ボトムラインこそ重要

「ボトムライン」とは、血統表のボトム、つまり1番下のラインを指します。

ゴリたか君は、この「ボトムライン」を最重要して出資するかどうかを判断しています。

具体的には、兄弟・姉妹が活躍している馬が多いことだったり、2〜3代までの近親に重賞で活躍した馬がいるかを見ます。この活躍している馬の多さで、そのボトムラインの「活力」を見ます。

ゴリたか君は、その「活力」を募集馬が設計図どおりの能力を発揮できる「確率」だと思って出資を判断しています。

ですので、私ゴリたか君は血統表で判断できる範疇において、募集馬が募集価格を回収してくれるかどうかの判断は、血統表から予想する募集馬の特徴と、このボトムラインから予想される募集馬が血統どおりの能力を持っている確率を考慮するスタイルをとっています。

クロスはちょっと気にする

クロスについては、一般的に血統表上の5代前までに同じ祖先を持つ場合に用いられる表現です。

このクロスについては専門家の方が色々な理論を展開されていますが、私はあまり気にしていません。というより正直何が正しいか分かりません。

なので、ゴリたか君はこのクロスについてはほとんど判断材料にはしませんが、それでも好みで敬遠する要素になることもあります。

私は、「重め」の特徴をもつ馬のクロスは避けることがたまにあります(ほとんど気にしませんが)。ここでいう「重め」は体重のことではなく、その馬が「スピード」より「パワー」に優れていることを指します。

あくまで好みですので参考程度にしていただければと思いますが、私は競走馬に大切なのは「スピード」だと思っていますので、「重め」の血が濃くなることで、相対的に「スピード」の要素が薄れることを懸念するからです。

結局は

血統からの出資馬検討についていろいろ書き綴ってきましたが、結局は自分が納得できるかどうかが大切だと思います。

回収率が大切か、好きな血統を選ぶ浪漫を大切にするか、長く楽しめそうな血統を選ぶ、またはダービー馬を目指せそうな血統を選ぶ等、人それぞれの理想の一口馬主ライフがあると思います。

なるべく、その理想に沿ってくれそうな募集馬を探す為にも「血統」を読み解くことは大切な作業です。また、血統から募集馬の将来像を考える時間も一口馬主の楽しみかたの一つだと思います。

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