ゴリたか君のPOG指名馬探し⑫ ラフィアン募集馬編

POG

一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為、24〜25年度よりPOGを再開してみたいと思ってるゴリたか君。毎回新年度POGにむけ指名馬リストを少しずつ準備しています。

12回目の今回は、故岡田繫幸氏が率いていたマイネル軍団としてのイメージが強い、ラフィアンターフマンクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。

当ブログにおける分析記事は、私ゴリたか君の個人的な主観をもとに記事にしたものであり、成果の保証はできません。馬券の購入や一口募集馬への出資等はご自身の判断にてお願いいたします。 また、読者の皆さまにとって望まない表現が出てくる可能性もございますが、予めご了承ください。

指名候補検討

ラフィアンターフマンクラブといえば1986年に設立された歴史あるクラブで、ここ最近では21年のオークス馬ユーバーレーベンの活躍が記憶に新しいクラブ。ビッグレッドファームの生産馬を中心に募集しており、相馬眼の持ち主といわれていた故岡田繫幸氏が率いていたクラブという印象です。

ラフィアンターフマンクラブは100口募集のクラブですので、零細一口馬主のゴリたか君としては募集馬を見てみたことがあまりないのですが、今回のPOG指名馬検討する上で良い機会ですので募集馬を一通り見た中で、牡馬と牝馬それぞれ3頭づつ良さそうな馬をピックアップしています。

期待度
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ

牡馬

マイネルチケット

期待度・・・☆

父 ダノンバラード/母 エントリーチケット

生産 ビッグレッドファーム

預託厩舎 宮徹厩舎

芝で6勝している母エントリーチケットと父ダノンバラードの配合。マイネルチケットはエントリーチケットの初仔です。牝系を見てみるとラフィアン所属馬で勝ち上がっている馬も多く、クラブでは馴染みの牝系になると思います。

血統表からは、サンデーサイレンスの3×3の攻めた配合がどうでるかが興味深いです。母のエントリーチケットは芝マイルで新馬勝ちをしていますが、上級クラスでは短距離で良績を挙げていますが父にダノンバラードで距離的にはマイル~中距離のイメージを持ちます。

馬体を見てみると、2歳4月時点の馬体写真からはバランス良くトモの容量もありそうに見える好馬体だと思います。ただ、首が短く太め、さらには胴がやや詰まっているように見えるのでマイルぐらいが良さそうな印象を受けます。

POG的にはどこまで距離の融通が利きそうかといったところが指名するかの鍵になりますが、馬体からはマイルくらいまでが合いそうなイメージでしたのでここでは低めの評価にしました。

マイネルイグザルト

期待度・・・☆

父 ゴールドシップ/母 マイネエレーナ

生産 ビッグレッドファーム

預託厩舎 西園正都厩舎

母はJRAで2勝、地方でも活躍したマイネエレーナで父にはゴールドシップの配合。母のマイネエレーナの産駒はデビューした5頭中4頭が勝ち上がっており母としても優秀です。マイネルイグザルトの半兄マイネルフラップはGⅢシンザン記念2着の実績があります。

血統表を見ると、父のサンデーサイレンス、母のデビルズバッグとグロリアスソング経由でHaloのクロスが4×5×5で入っているのがカッコ良いと思います。また、ノーザンテーストのクロスも5×4で入っているので成長力もありそうな印象を持ちます。

馬体を見るとバランスが良く好馬体に見えます。肩の角度や胴伸びから距離はゴールドシップ産駒らしく中~長距離で走りそうな感じだと思います。やや左前脚が弓脚にも見えますが、気にする程度では無いと考えています。

以上から、マイネルイグザルトについては悪い印象が無くPOG指名馬候補リストに入れておこうと思います。ただ、ゴールドシップ産駒はフィリーサイアー傾向があるのと、マイネルイグザルトも突き抜けて魅力を感じる箇所がなかった分星1つの評価に留めました。

牝馬

キャノンビーチ

期待度・・・☆☆

父 ウインブライト/母 オレゴンレディ

生産 ビッグレッドファーム

預託厩舎 武市康男厩舎

母オレゴンレディは愛産馬で現役時代には米GⅢマイチャーマーHなど北米5勝を挙げています。そのオレゴンレディと父ウインブライトの配合のキャノンビーチ。キャノンビーチの半兄にはGⅡフローラSを勝っているゴールデンハインドがいます。

血統的には、半兄のゴールデンハインドの父がゴールドシップでキャノンビーチが父ウインブライトという同じステイゴールドを祖父に持つ似た血統構成になりますから、ある程度の裏付けがある配合といえます。

馬体もゴツゴツしている感じもないので芝で走れそうな印象を持ちます。全体的なバランスも良いですし、トモの容量も十分だと思います。肩の角度や胴伸びから中距離までこなせそうな印象を持ちます。

以上から、信頼性の高い血統と好馬体からPOG的にも魅力的な一頭ですので指名馬候補へ入れておこうと思います。

エルドジュリエーネ

期待度・・・☆

父 ゴールドシップ/母 ソングオブアイスアンドファイア

生産 ビッグレッドファーム

預託厩舎 手塚貴久厩舎

母は米産馬で北米2勝のソングオブアイスアンドファイアで父にゴールドシップの配合。牝系はキャッチアズキャッチャンが祖母におり、ゴリたか君としては出資馬のルージュメサージュとエルドジュリエーネとは従妹にあたるのでそれだけで好印象です。

ルージュメサージュの母レッドメデューサは産駒の勝ち上がり率も良く日本競馬との相性も良い繁殖牝馬でしたが、ソングオブアイスアンドファイアも初仔のマイネルビジョンも芝で2勝していますから、レッドメデューサ同様日本競馬への適性が高い母の可能性は高いと見ます。

馬体を見てみると、少し首が短くやや太めに見えるところがやや気になるところです。トモは大きく見え悪い馬体とは思いませんが、血統的には中距離に適性がありそうな感じがありますので、そこがどうしてもアンバランスに感じてしまいます。

以上から、血統的にはゴリたか君にも馴染みのある牝系で魅力的ですが、馬体が少し良いイメージから離れている分星を下げた評価としました。ただ優秀な牝系ですし、ゴールドシップはフィリーサイアーですから、ゴリたか君の眼が節穴だった場合にはオークスまで活躍しても不思議無い一頭だと思います。

まとめ

ラフィアンターフマンクラブの募集馬よりPOG指名馬探しをしてみましたが、全体的に馬体がしっかりした馬が多く、また血統的に芝中距離が向きそうな馬も沢山いて興味深かったです。血統的には地味目な印象はぬぐえずPOG指名馬を検討する上での評価はやや低めになってしまいましたが、流石に老舗の一口クラブだなというのは感じました。

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