一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為、24〜25年度よりPOGを再開してみたいと思ってるゴリたか君。毎回新年度POGにむけ指名馬リストを少しずつ準備しています。
4回目の今回は、ゴリたか君も入会しているノルマンディーオーナーズクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名候補検討
ノルマンディーオーナーズクラブ所属馬は毎年クラシック戦線でバンバン活躍しているイメージはありませんが、なんと言っても牝馬3冠馬デアリングタクトを輩出しています。
ノルマンディーオーナーズクラブの募集馬からは、牡馬と牝馬それぞれ2頭づつピックアップしてみました。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
シュヴァルノワール
期待度・・・☆
父 スワーヴリチャード/母 ブラックカシミール
生産 バンブー牧場
預託厩舎 嘉藤貴行厩舎
ダート戦で3勝している母ブラックカシミールに父スワーヴリチャードの配合。サンデーサイレンスの3×3クロスとLyphardの5×4クロスがあります。
スワーヴリチャード産駒は芝向きのイメージが強いですが、母のブラックカシミールはダートで活躍しましたから、血統からはどちらに適性があるかは判断が難しいところです。
馬体に目を移すと、全体的なバランスの良さが目につきます。胸前の筋肉量が豊富そうですが、繋ぎの感じやトモの感じを見ても芝で大丈夫な気もします。
距離も2000くらいが良さそうで、そうなるとスワーヴリチャードに似た馬という判断で良いのかなと思いました。
3月末時点で馬体重510キロを越していますが、15-15を開始しておりノルマンディーの中では育成は進んでいると思います。馬体も良い感じで成長しているように見えます。
スワーヴリチャード産駒は仕上がりが早そうで評価も高いですから、シュヴァルノワールにも期待がもてそうでリストに入れようと思いました。
アクアリッズ
期待度・・・☆
父 サトノクラウン/母 メイケイキララ
生産 佐藤勝秀
預託厩舎 森一誠厩舎
芝短距離の新馬戦で入着実績の母メイケイキララに父サトノクラウンの配合。牝系はシラオキ系ですが、アクアリッズの近親では半兄のプレミアムブルーがシンザン記念3着しているくらいであまり目立った活躍馬はいません。
母も微妙な戦績ですし、高齢での産駒ですから血統的には不安を持ってしまいます。
それでも、馬体に関してはかなり良さそうに見えます。力強そうな首に伸びのある馬体。トモも力強そうに感じます。全体的にパワフルな印象ではありますが、ゴツゴツした感じもなく、恐らく芝中距離でやれそうに思います。
育成も順調に進んでいるようで、4月上旬には外厩に移動しています。前進気勢もあるコメントですので、4月上旬現在では心配する点が少ないのが頼もしいところです。
以上から、血統面で不安がある分評価は割引きましたが、馬体面と育成の順調さはノルマンディー募集馬の中ではかなりよく見えます。
牝馬
ライツユーアップ
期待度・・・☆
父 スワーヴリチャード/母 チュアユーアップ
生産 岡田スタッド
預託厩舎 角田晃一厩舎
芝とダート短距離でそれぞれ1勝しているチェアユーアップを母に、父はスワーヴリチャードの配合。サウンドトゥルーがいる牝系ではありますが、ライツユーアップの近親ではあまり活躍馬は出ていません。
勝ち上がっている半姉の半兄はともに芝短距離で活躍していますが、ともにマツリダゴッホ産駒ですので短距離傾向になるとは思います。
父スワーヴリチャードのライツユーアップも割と前が勝っているような馬体で繋ぎも立ち気味ですから、距離はマイルくらいかなと思います。
4月上旬時点ではすでに本州へ移動していますし、コメントも上々。やや馬体重が小さめなのが少し気になりますが許容範囲で良いかと思います。馬体の成長も良さそうに写ります。
スワーヴリチャード産駒は仕上がりが早そうですから、POG的には狙いやすいと思いますので、リストアップしておこうと思います。
デアリングエア
期待度・・・☆☆
父 エピファネイア/母 デアリングバード
生産 長谷川牧場
預託厩舎 杉山晴紀厩舎
ノルマンディーオーナーズクラブの会員なら否応無く気になる存在のデアリングエア。牝馬3冠馬デアリングタクトの全妹で、預託厩舎も姉と同じ杉山厩舎です。
血統的な裏付けはデアリングタクトの活躍で説明不要かとは思いますが、エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合は魅力的です。
気になる点といえば、全姉のマオノジーナスとデアリングオウカの2頭の戦績。ともにJRAで勝てていないのが気になります。
馬体面では、募集時点でのゴリたか君の評価は良い馬だがデアリングタクトと比べてしまうと平凡に見えてしまいました。募集価格も高額でしたし、早々に出資対象から外した経緯があります。
しかしながら、育成状況を改めて見ると特に馬体面での成長が想像以上でビックリしました。エピファネイア産駒らしいパワフルさと、バランスのとれた馬体。筋肉量も丁度良い感じでかなり期待できそうです。
気性面でも大きな問題は無さそうで、このまま順調にいけば良いところまで行けそうな印象を持ちました。
どうしてもデアリングタクトの全妹というところで評価が辛くなりがちではありますが、単純に良い馬だと思います。他のクラブ馬もPOGの検討で見ていますが、他のエピファネイア産駒と比べてもかなり良く見えます。
まとめ
今回一通り目を通してみましたが、クラシック戦線で活躍できそうな馬と考えるとやはり厳しいと言わざるを得ない印象です。
そんな中でも、デアリングエアに関しては育成も順調そうですし、募集時よりもかなり良くなっていて好印象でした。
今回のPOGの検討対象4頭の活躍を追うことで、以後の出資馬選びにも活かせると思うので興味深く見ていきたいです。