一口馬主に役立つ相馬眼磨きの為に、POGにも力を入れているゴリたか君。
2025-26シーズン8回目の今回は毎年のようにクラシック戦線で活躍馬を輩出している人気クラブ、キャロットクラブの募集馬からPOG指名馬候補を探してみます。
指名候補検討
キャロットクラブといえば毎年のようにG1を勝っていますし、一昨年はタスティエーラが日本ダービーを制してますから、POG指名馬検討でもしっかり見ておきたいクラブです。
ゴリたか君が昨年キャロットクラブの募集馬ピックアップした指名候補馬8頭は微妙な成績になってしまったので、今年は挽回したいです。
そんなこんなで、キャロットクラブの募集馬をゴリたか君が一通り見た中で、良さそうな馬を牡馬、牝馬それぞれ4頭づつピックアップして検討してみました。
☆☆☆・・・・・上位指名候補
☆☆・・・・・・指名候補
☆・・・・・・・指名リストアップ
牡馬
セントゴーデンス
期待度・・・☆
父 ロードカナロア/母 ラッキーダイム
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 黒岩陽一厩舎

父ロードカナロアと、米牡馬チャンピオンズスプリンターのMitoleの半妹ラッキーダイムの配合。セントゴーデンスの半姉マーキュリーダイムはダートで未勝利戦を勝ち上がっています。叔父にはMitoleやHot lot Charlieなどがいるファミリーですからかなりの良血馬と言えます。
配合的にはダート適性が高そうな印象を持ちますが、募集時の馬体写真を見ると芝でも走りそうな印象を持ちました。全体的にパワフルそうなシルエットにバランスも良く見栄えのする馬だと思います。距離もマイル~中距離くらいに適性を感じます。
Storm Catの3×4クロスも持っていて仕上がりも早そうですし、実際記事を書いている時点では育成も順調そうなのでPOGでも活躍してくれそうな印象を持ちました。
レイジングサージ
期待度・・・☆☆☆
父 サートゥルナーリア/母 ラドラーダ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 田中博康厩舎

注目のレイデオロの半弟。父がサートゥルナーリアという配合ですが、キングカメハメハ系ですから相性は良いのではないかと思っています。牝系もディープインパクトが出ているウインドインハーヘア系ですし、父母はシーザリオと血統表を見ても抜け目の無い配合で、これ以上ないと思えるほどです。
募集時の馬体写真でも血統に負けない好馬体に見えます。肌が薄そうに見えますし全体的なバランスの良さ、また、力強さも感じます。芝でもダートでも走れそうなシルエットに見えますが、これだけの血統ですから、ダービーを目指して欲しいです。
顔つきもカッコ良いですし、かなり気になる1頭。当然POGでも上位指名の候補となります。
シーギリヤロック
期待度・・・☆☆
父 リオンディーズ/母 リラヴァティ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 田中博康厩舎

父リオンディーズに母は現役時代にマーメイドSを勝った実績があるリラヴァティの配合。シーギリヤロックの半姉にはチューリップ賞3着のストゥーティがいます。牝系は叔母にシンハライトがいるファミリーに属していて、血統表を眺めていると羨ましいくらいの良血馬です。
募集時の馬体写真を見ると、肌が薄そうに見えますしトモもパワフルそう。肩の角度や胴伸びからは中距離くらいに適性を感じます。リオンディーズ産駒ですし、馬体のシルエットも芝でもダートでも走れそうな印象はあります。
良血馬で馬体も良さそうに見えるので、POGでも気になる1頭です。
フリッカーフェスト
期待度・・・☆
父 キタサンブラック/母 フィルムフェスト
生産 社台コーポレーション白老ファーム
預託厩舎 藤原英昭厩舎

父キタサンブラックに母は現役時代に芝1,200~1,500mで2勝を挙げた実績をもつフィルムフェストの配合。近親には特筆するような活躍馬こそいませんが勝ち上がる馬も多く、活力はありそうなファミリーに属しています。
今回注目したのは馬体が良さそうに見えたからです。馬体面ではマイナスに感じるところはありませんし、肌には薄さを感じますしパワフルなトモは魅力的。シルエットからは芝中距離くらいに適性を感じますし、POGでも活躍してくれそうな印象を持ちました。
フリッカーフェストに関しては血統というよりも馬体面のフィーリングでピックアップしてみました。自分の相馬眼を試すためにも、実際にPOGで指名するかどうかは分かりませんが活躍を追っていきたいです。
牝馬
フェルミアーク
期待度・・・☆
父 サートゥルナーリア/母 フェルミオン
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 森一誠厩舎

父サートゥルナーリアに母は現役時代に芝1,200mで新馬勝ちの実績をもつフェルミオンの配合。フェルミオンの産駒には中山金杯3着のストレンジクォークが出ています。
活力のありそうな牝系で、叔父にはNHKマイルCを勝ったタイキフォーチュンがいますし、従兄弟にはセイウンコウセイもいます。
馬体写真では筋肉量も多そうに見えますし、スピードが豊かそうな牝系の影響が大きく出ていそうな印象。芝短距離〜マイルくらいに適性を感じます。
POG的にはマイル路線でしっかりポイントを重ねてくれそうなイメージがあります。
ランザワールド
期待度・・・☆☆
父 コントレイル /母 ビッグワールド
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 宮田敬介厩舎

父コントレイルやな母は米GⅠ馬のビッグワールドの配合。
父コントレイルも米国系の影響が強めの血統だと思いますので、ビッグワールドとの配合ではさらにその傾向が強くなりそうな印象。そう言った意味では、仕上がりも早そうでPOG向きな配合に感じます。
馬体写真からは全体的なバランスも良さそうな好馬体に見えます。シルエットからも芝マイル〜中距離に適性を感じますし、その点でもPOG向きだと思いました。
エイル
期待度・・・☆
父 キタサンブラック/母 エライヤ
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 高野友和厩舎

父キタサンブラックに母は仏1000ギニーなどGⅠ3勝したErvedyaの全妹エライヤの配合。エライヤの産駒ではエラトーが芝1,800mで3勝をしています。
活躍している半姉エラトーは父父ディープインパクトで、エイルとは血統構成も似ているので字面からの信頼性も高いです。
馬体写真からは、全体的に筋肉量も多そうですし繋ぎも立ち気味に見えるので、もしかするとダート向きなのかなとも思いますが、全体的なバランスは良さそうに見えますし好馬体だと思います。
POG的にはどの程度活躍してくれるか未知数ですが、馬体写真を見たときに印象に残ったところでピックアップしてみました。
パナテナイア
期待度・・・☆
父 サートゥルナーリア/母 リカビトス
生産 ノーザンファーム
預託厩舎 吉岡辰弥厩舎

父サートゥルナーリアに母は現役時代に芝マイル〜2,000mで4勝を挙げた実績を持つリカビトスの配合。従兄弟には先日の天皇賞(春)で勝ったヘデントールがいるファミリーに属しています。
馬体はややコンパクトな印象がありますが、肌は薄そうで筋肉量も多そうですし好馬体だと思います。肩の角度や胴伸びからマイル〜中距離くらいに適性を感じます。
募集時の馬体写真を見たときのファーストインプレッションで気になった1頭で、何回見てもカッコイイなと思うシルエットです。字面も悪くありませんし、活躍してくれそうだなと思いました。
まとめ
一通りPOGのために募集馬を見てみましたが、今年も良血馬が多く、今回はどちらかと言えば馬体からのインプレッションを重視してチョイスしてみました。特に気になったのはレイデオロの半弟レイジングサージ。かなり活躍しそうな気がしますし、恐らくPOGでも上位で指名すると思います。
昨年も感じましたが、やはり良い馬がとにかく多い。一口馬主目線では、これだけの馬たちと競走しなくてはならないのだから活躍するのは難しいはずだなと思わされます。